■金魚……「震源を向いて整列する」「すごいスピードで泳ぐ」

 日本の家庭でよく飼われている金魚たちも、実は地震に敏感なのだ。

 1978年の宮城県沖地震(M7.4)では、地震発生の数日前から、池の金魚が飛び跳ねていたり、中学校で飼っていた金魚が水槽から飛び出て死んだというケースがあった。また、家の水槽の金魚が1カ所に固まって少しも動かなかったという「整列」の例もある。

 筆者がTwitter上で主宰する「宏観レンジャー」(@kokanranger)プロジェクトでは、東京都江戸川区に住む主婦が、飼っている金魚とドジョウの異常行動をよく報告してくれる。

 この人は、「金さん」と呼ぶ和金の雄2匹と、「柳川さん」と呼ぶドジョウを飼っているのだが、関東近辺で地震が起きる前に、ある方向を向いてじっと「整列」したり、ものすごいスピードで泳いで暴れたり、水面上に飛び跳ねたりするという。

 そのような行動に気づいたのは、2012年元日に起きた鳥島近海の地震(M7.0)の前だった。

 金さんたちの行動を要約すると、関東の大きめの地震(震度5以上)の7~10日前に、夜中になると暴走する。

 また、規模の大小にかかわらず、地震の1分~2時間ほど前に、2匹が同じ方向を向いて整列する。その後、ちょうどその方向で地震が起きたりする。

 整列時に震源の方向に向く確率は90%以上だというが、震源が東京に近い地震の場合は、多少方向がずれることもあったそうだ。

 「金さん」たちは、最初の頃は整列するが、それでも身体を流れる電流による痛みに耐え切れなくなると、暴走したり水面上に飛び跳ねたりすると思われる。

 「柳川さん」については、ドジョウの例で紹介したように、砂利の下にもぐって隠れることが多いという。

■熱帯魚……「食欲低下」「整列する」「大暴れする」

 熱帯魚も、やはり地震前の前兆報告例が目立つ。

 阪神・淡路大震災の前日に、宝塚市で飼われていたグッピーが餌を食べなくなり、1匹残らず東の方を向いて整列していたという。震源は南西の方角だったので、その180度逆方向から多少ずれていたようだ。別の家では、飼っていたグッピー、リードレイル、プレコ、クーリーローチといった熱帯魚たちが前日に暴れ出したという。

 昔から「魚が同じ向きに浮かんでじっとしていると地震」ということわざがあるが、これは科学的実験でも確かめられていて、実は電流による痛みをこらえている姿なのだ。震源の方向まで教えてくれる魚たちは、われわれにとって貴重な存在だろう。

 身近で見かける魚たちが、いつになく暴れていたり、逆にじっとしている時には、翌日から1週間後くらいまで、大きな地震に注意を怠らないようにすれば、「魚に命を助けられた」ということにもなるかもしれない。

■百瀬直也(ももせ・なおや)
スピ・超常現象研究家。10代でスピ世界に目覚め、長年不思議現象の探求を続ける。地震前兆現象、シャーマニズム、古代史、民俗学なども研究。各種カウンセリングも行う。特技はダウジングによる地震予知。ブログ『探求三昧』主宰。著書は『大地震の前兆集~生き残るための必須知識』(Amazon Kindle本)など。Twitterは@noya_momose。
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