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魔女・ヘイズ中村さん×谷崎榴美さんの対談後編!

 前回に引き続き、新旧世代魔女対談・後編をお届けします。「魔女って本当にいるの?」「本当の魔女ってどんなことしてるの?」という疑問にお応えする生の声が聞けて、より魔女という存在、ライフスタイルが身近に感じられるのでは? 

谷崎 インターネット越しに見ていると、海外でも魔女をされている方がどんどん増えていますよね。たとえば、タンブラーなんかで自分の祭壇の写真をみんなにシェアしたりしているのを見ていると、それぞれが心底楽しんでいるなって。男性も女性もみんなで楽しんでいる。また、儀式魔術やほかの宗教的な形式やしがらみがある上での祭壇とはまた違った、それぞれの生活にしみ込んでいるからこそのオリジナリティ、そしてDIY感をかいま見せてくれるところに、ほかにはない魅力があるなって思うんですね。

ヘイズ それはすごくよくわかります。

谷崎 料理をする時や洗濯する時、シーツをひく時、そんな生活のちょっとしたタイミングにほんのすこしのおまじないをからめる、というのは、迷信を盲信しているというのとはまた全然違うじゃないですか。あちら側とこちら側を行ったり来たりするバランス感覚というか。決して溺れきってしまうわけではなく、いい塩梅のさじ加減というか。ヘイズさんの電子レンジのクラフトもそうですよね。魔女の魅力って、そういう「生きることをいいかんじに楽しんでる気配」みたいな部分にあるのかなって思うんです。

ヘイズ そうですね。谷崎さんが若かった頃には、ニューエイジムーブメントというのがありまして。今のスピリチュアルはそれをひどくした感じですよね。昔はまだ「地球に優しく」といった大前提ありきだったんだけど、今のスピリチュアルになると「引き寄せ」だとか、結局個人の利益になることだけですよね。自分がポジティブなら自分の利益になる。ただそれだけというようなものになっちゃってる。で、魔女というのは、これは私自身の考えですけれど、基本的に利益じゃないんですよね。要は、どう効率的に宇宙の中で力を使って生きていくか。効率的に生きていくということは、自分だけが利益を貪っていては宇宙全体にとって効率的ではない。どれだけのバランスをとって力を使うか、あるいはお返しできるもののバランスもとらないといけないし、そういうことで究極にプラスマイナスを収拾つけながら生きていく方法だと考えています。だから、その点ではバランス感覚がもちろん必要だし、結局どっちかにのめり込んじゃったら収支つけられないじゃないですか。自分が与えっぱなしになっちゃうか、もらいっぱなしになっちゃうか。そのどっちも、非効率的だからね。そういう生き方は、わたしはちょっと「ゾワゾワ」っとするので(笑)

谷崎 ヘイズさんが魔女や魔術に興味を持っていない方達とお話する時、「黒魔術ですか? 白魔術ですか?」なんて聞かれること、多くありません?

ヘイズ ええ(笑)。

谷崎 それについては、なんて答えてらっしゃるんですか?

ヘイズ そうですね。今はもう周りにそういう人はいないんですけど、「魔術に黒も白もないよ」と。「包丁にも料理をするか人を傷つけるかの二通りの使い方がある。道具をどう使うかは自分の身をどこに置くかの違いだけだから、黒も白もない」という風に答えています。たいてい、そういう質問って、聞いてきた人の心の投影でもあるじゃないですか。

谷崎 ですね。

ヘイズ だから、黒魔術だと思う人は「やっぱりそんなひどいことをするのね」、白魔術だというイメージで来る人は「やっぱりそういうお花畑的な世界なのね」って言いながら帰っていくし。そういった意味で、その質問をしてくる人たちを納得させるというのはまず無理ですよね。

谷崎 ですよね。私もよく「白? 黒?」と言われがちですし、活動内容やキャラクター的なものも相まって黒っぽいイメージを持たれがちなので、いたずら心で「まーどっちかっていうと黒かなー」とか言っちゃったりすることが多いんですけど。でも、私は手法に限らず、「引き寄せ」「現世利益」的なもののほうがよっぽど黒魔術じゃないかって思うんですよ。それなのに、「魔術」という名前がついてるだけで「黒」というレッテルを貼られがち。そこの認識のズレみたいなものが、なんというか、不思議な感じがしていますね。



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