demi.jpg
治るものも治らないのでは......

――実力だけでは生き残れないハリウッドという世界に生きるセレブ。彼らを支えているパワーの源、幸運をもたらす見えざる手を分析します。

■今回のターゲット
デミ・ムーア(カバラ)

 米国ニューメキシコ州のUFO墜落事件で有名な町、ロズウェルで生まれたデミ・ムーア。19歳で国民的昼メロドラマ『General Hospital』にレギュラー出演したことで人気が出た彼女は、その後映画界に進出し、23歳の時に出演した『セント・エルモス・ファイアー』で大ブレイク。80年代、90年代を代表するハリウッド女優へと成長した。

 とんとん拍子のキャリアを積んできたデミだが、幼少時代は自分の思うようにいくことは少なかった。

 両親は彼女が生まれる前に離婚をしており、デミはアルコール依存症の母親と継父によって育てられた。生活は苦しく、14歳になるまで30回以上も引っ越しをし、「引っ越しをしまくったことで、新しい環境に自分を合わせて周りに溶け込むスキルを身につけたわ。役者になりたいと思うようになったのも、こうやって演じ続けてきたからなの」とインタビューで告白している。

 昼メロ女優から銀幕女優へ転換を図ろうとしていた18歳の時、ミュージシャンのフレディ・ムーアと結婚するものの4年で破局。その後は、飲酒、薬物をしまくるパーティー三昧の日々を送り、あまり幸せでない時期を過ごしたが、25歳で人気アクション俳優のブルース・ウィリスと再婚してから彼女の運は一気に上昇。『ゴースト/ニューヨークの幻』『幸せの条件』『素顔のままで』などのヒット作に出演し、ハリウッドA級スターの地位を確立した。雑誌の表紙で妊婦ヌードを披露して話題を集めたり、3人の娘を出産し、ブルースと共に理想的な家庭を築き上げているものと思われていた。

 38歳で円満離婚を発表してからは、プロデューサー業をメインとして活躍するようになり、43歳で16歳年下のアシュトン・カッチャーと電撃結婚し話題に。Twitterの普及に一役買うなど、最先端を行く夫婦として憧れられていたが、昨年11月に離婚することを電撃発表。原因はアシュトンの浮気だとされており、デミは今年1月末に倒れ病院に救急搬送されるなど心身共にボロボロになっていると伝えられている。

 アップダウンの激しい人生を送っているデミ。ダウンの時期はとことん落ちていくのが特徴だが、そんな彼女の心の支えとなっているのは、ずばりスピリチュアルなのだ。

 複雑な子ども時代、荒れた10代、20代前半を過ごしたデミは、心の安らぎを得るため、堅苦しい宗教ではなく、魂を清めるようなスピリチュアルな教えに耳を傾けるようになった。ヨガもブームが始まる前に始めており、ハリウッド・セレブのヨガブームの火付け役とされるヨガインストラクターのダンカン・ウォンから指導を受けたとのこと。癒しを得意とするスピリチュアル・リーダー、ディーパック・チョプラの教えも熱心に学んだ時期があり、チョプラがリリースしたスピリチュアル・ヒーリングCD『Buddha Bar II』にもゲスト参加している。

 そして、さらなる安定を求めたデミが次に門をくぐったのは、まだメディアに話題にされる前の「カバラ」だった。3番目の夫、アシュトンとの結婚を機にその信仰心は深まり、夫婦一緒に、足しげくカバラ・センターに通うようになった。

 カバラにどっぷりと浸かりながらも、2008年に修道女と修道士のコスプレをしてTwitterに写真を掲載するなど、遊び心も忘れなかったデミとアシュトン。円満な結婚生活を送っていたそんな2人に、最初の破局説が流れたのは2010年のこと。アシュトンが若い女の子たちを次々とナンパし、ヤリまくっていると伝えられたのだ。

 いよいよ離婚かと報じられるようになった2人は、突然イスラエルに旅立ち、聖地を巡業。アシュトンはTwitterに、「ここイスラエルで、僕たち夫婦は素晴らしい愛を確かめあっている。相性がどれだけいいのか、またお互いの違いを認め合う、最高の旅になった」とツイートし、夫婦の絆が深まったことをアピールした。「デミは浮気したことに怒っているのではなく、自分も混ぜてくれなかったことに怒っている」「実は3P好き」というゴシップを伝えるタブロイドもいたが、何はともあれ、この時の2人はカバラにより離婚の危機を乗り越えたのだった。

 2011年夏にアシュトンの浮気報道が再び流れた時も、2人はカバラの力さえあればなんとかなると思っていたのかもしれない。実際に、明日にでも離婚が発表されると注目された10月、デミとアシュトンは正装をし、ロサンゼルスのカバラ・センターでスピリチュアル・セッションを受けているところを目撃されている。7週間にわたるカバラの夫婦カウンセリングも申し込んだという説も流れた。サンタ・イネズ・バレーでほかの若者と共にキャンプする姿もパパラッチされており、今回もカバラに仲をとりもってもらい、修復するものとみられていた。

 しかし今回、アシュトンはこのことに関して何もツイートせず、11月に入り2人は離婚することを発表。その後、デミはますます痩せ細り骨と皮だけの痛々しい姿になってしまった。そして、1月23日に倒れて痙攣を起こし、一時意識がなくなったとして病院に救急搬送されるというショッキングなニュースが流れたのだ。倒れた原因は、薬物、拒食、とさまざまな憶測が飛び交っているが、彼女の代理人は「極度のストレス」と説明。リハビリして治すと発表したものの、彼女はそれを拒否しているとも伝えられている。

 そんな中、米芸能サイト「E! NEWS」は情報筋の話として「デミはスピリチュアル・カウンセリングを受けている」と報道。「彼女が抱えている問題はアシュトンとのことだけではない。むしろ、アシュトンとのことよりも、この街に住む野心的な女性たちが支払わねばならぬ犠牲が大きな問題なのだ」と伝えた。デミが倒れた時に側にいたとされる長女ルーマーと三女タルーラは、現在ブルースの家に滞在しており、スパへ行ったり、友人らとディナーを楽しむ姿がパパラッチされている。次女スカウトも、在学しているブラウン大学キャンパスから戻っていない。家族が普通に過ごしているのは、カバラがデミを守り、助けてくれると確信しているからなのかもしれない。

 デミは、今回の危機をカバラで乗り切るつもりなのか、それとも、新しいスピリチュアルな教えに助けを求めるのか。サイキック(霊能者)にアドバイスを求めているといううわさも流れているが、それはもう神のみぞ知ることなのだろう。



【検索ワード】  ・  ・  ・ 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする