1004:海外オカルト事情

黒いゲルマン魂!

人間の腰骨で作った椅子に座る男! 独裁者ヒトラーの右腕、ヒムラーの怖すぎる正体

2013.04.03


■ヒムラーのナチスオカルト化計画

 地位と権力を得たヒムラーは、次第に「自身は聖なる使命を帯びている」という妄想に取り憑かれるようになった。そして親衛隊に、今までの軍にはない、神秘的な要素を取り入れるようになる。ドクロマークをつけた帽子、ハーケンクロイツの腕章、黒い長靴など全身黒ずくめの親衛隊の制服は今でもコスプレマニアの間では人気があり、有名である。

 また、中世「ドイツ騎士団」を憧憬していたヒムラーは、ナチス親衛隊“SS”を「20世紀の新たな騎士団」にしたいと考え、親衛隊の拠点として、古城「ヴェヴェルスブルク城」を購入した。そして、古城で怪しげな儀式を繰り返すようになるのだった。

 ヒムラーは部下の将校たちと、古城の地下の一室で、黒衣に身を包み、瞑想するだけでなく、悪魔を召喚したり、宇宙人とチャネリングしたりしていたという。また、「輪廻転生」を信じるヒムラーは、自分を10世紀のドイツ王ハインリッヒ1世の生まれ変わりだと思い込み、しばしばハインリッヒ1世と交信していたとも伝えられる。

 そして、今なお究極のミステリーとして語り継がれているのが、ヒムラーたちが儀式に使用していた部屋に、どこにも出入り口がなかったということだ。現在は、その部屋に通ずる出入り口が作られたものの、ヒムラーたちがどのようにして秘密の部屋に出入りすることができたのか、いまだに謎なのだという。テレポーテーションで移動していたのか……答えは解明されていない。

 また、当時のヒムラーの家を訪れた者によると、「人間の大腿骨を足にしたテーブル」「腰骨で作った椅子」「人間の皮膚で作った電気スタンド」などの人間家具、また、「人間の背中の皮膚でできた表紙の本」があったりして、大変驚いたそうだ。

■ヒムラーの最期

 ヒトラーの側近として有名なヒムラーだが、ヒトラーは愛人のエバ・ブラウンに「あいつにだけは気をつけろ。あいつはカメレオンで危険な男だ」と、漏らしていたという。

 事実、ヒムラーは最終的にヒトラーを裏切ることになる。

 大戦後期、ドイツ軍は敗退を重ねた。ヒムラーは、ヒトラーから国内軍の総司令官に任命されるものの、軍事的経験が乏しかったため戦果を挙げられなかった。ドイツの敗北を予感したヒムラーは、生き残るために極秘で和平交渉に努めた。そして、勝手にアメリカとイギリスに対して無条件降伏を申し出たことが、ヒトラーの耳に入ってしまたのだった。これを最大の裏切りだと激昂したヒトラーは、ヒムラーをすべての役職から解任し権力を剥奪した。

 孤立したヒムラーは、戦争責任を逃れるために逃亡を図るものの、イギリス軍に拘束され捕虜となり、隠し持っていた毒薬を服用し自殺。44歳の生涯を閉じた。

 こうして、いつしかヒトラーをしのぐ権力者となり、黒い騎士団“SS”を頂点としたオカルト帝国を築き上げようとしたヒムラーの夢は、もろくも崩れ去ったのだった。
(白神じゅりこ)

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