1009:海外セレブ

ビバ信仰!!

「SGIのおかげ」DV、中絶、自殺未遂から救われたティナ・ターナー

2012.12.08


 こうして、17歳のティナは、アイクの導きでスターダムを駆け上がった。最初、ティナとアイクは兄妹のような関係だったそうだが、前妻と別れたアイクに体の関係を強要されるようになり、一転。ティナにとってアイクはタイプではなかったようだが、彼に逆らうことはできず、耐えたそうだ。でも、どうしても嫌で「A Fool in Love」リリース直後、マネージャーに、「彼とはレコーディングしたくない」と頼んだところ、アイクは逆上。木製のシューストレッチャーで、繰り返し思いっきり殴ったという。「オマエもオレを傷つけるんだろ。みんなと一緒だ。そうなんだろ!」と叫びながら殴るアイクに、ティナは「ノー」としか言うことができなかった。これを皮切りに、アイクは日常的にティナにDVをするように。ハイヒールのヒールで顔を殴られたこともあったそうだ。そして、DVの後には必ずレイプのようなセックスをされていたのだった。

 ステージに出る直前でも、アイクの気分次第で殴られ、腫れ上がった顔でパフォーマンスをしていたこともあったティナ。バンドのメンバーはアイクを恐れ、彼女を助けてはくれず、彼女も「いけないのは私」「これはカルマなのだ」と思い込んでいたそうだ。

 ティナにとってアイクは、スターにしてくれた恩人でもあり、夫でもあった。ティナは18歳の時、バックバンド、「キング・オブ・リズム」のサクソフォーン奏者との間に第一子をもうけたのだが、捨てられてしまい、子供を連れてアイクの家に転がり込み、その後、手ごめにされたのだという。前妻と離婚したアイクと夫婦になり、アイクとの間に子供を1人出産。彼の前妻との子ども2人と、自分が産んだ子ども2人の、4人の子どもの母親になった。アイクの愛人と同時期に妊娠した時は、極秘で中絶をしたこともあったが、基本的にアイクに逆らうことはできなかったのだ。アイクは、85年の「雑誌スター」の取材で「あぁ、ティナを叩いたさ。一般的な夫が妻を叩く程度にな。やり過ぎたわけじゃない」と述べ、DVはどこの夫もしている、悪いことではないと思い込んでいるようだった。そんなことから、ティナは、あふれる怒りを抑え「悪いのは自分」と耐え続けていたのだ。

 想像を絶するようなアイクとの生活を送っていたティナ。「自分には精神的な強さが必要だ」と思ってはいたが、どうすることもできずに、大量の睡眠薬を飲み、自殺を図ったこともあったという。自殺が未遂に終わり、「死ねなかった。でも、これが私の人生なんだ」と、空っぽな気持ちになったそんな時、彼女が出会ったのが仏教だったのだ。

 74年、アイクはヴァレリー・ビショップという女性を家に連れてきた。彼女はロサンゼルスの事務所の秘書で、仏教信者でもあった。仏教に関する知識がゼロだったティナだが、ヴァレリーからどのような教えを説いている宗教なのかを聞き、瞬間的に「私が求めていたもの、必要なのはこれだ!」と確信したそうだ。

 自由に行動できなかったティナだが、「SGI(創価学会インターナショナル)」のメンバーが訪問してくれることを知り、彼らから仏教を学ぶようになったとのこと。「南無妙法蓮華経」と題目を唱えると、たちまち心が平穏になっていくという神秘的な体験をしたそうだ。ある日、題目を唱えてレコーディングに臨んだところ、アイクが「すごいじゃないか!」と上機嫌になり、「たまにはショッピングでもしておいで」と大金を手渡したとのこと。ティナはびっくりしたと同時に、「SGIのおかげだ。題目を唱えれば、願いがかなうんだ」と大感動したそうだ。題目を唱えることで、精神的に強くなっていったティナは、繰り返し「アイクの元を去る強さをください」とお願いしていたとのこと。そして、76年7月。彼女は36セントとクレジットカード1枚を手に、アイクの元を去ったのだった。

 ティナは、幼い頃から神へ祈りを捧げることは大切だと信じており、「私に合っている祈りのフォームが、たまたま仏教だっただけ」と説明している。アイクとは泥沼離婚裁判を繰り広げたが、法廷での彼女は凛とし、自信に満ちあふれ、堂々としていた。「題目を唱えることで、ネガティブをポジティブに変えることができた。うろたえたり、怒ることが少なくなった」とうれしそうに語ったこともあるように、彼女はSGIの教えのおかげで、生まれて初めて彼女自身というものを手に入れることができたのだった。

 日蓮正宗系の仏教徒であることをオープンに語り、CNNのトーク番組などで「南無妙法蓮華経」と唱えたこともあるティナだが、その教えを周りに押し付けるようなことは絶対にしない。ハリウッドのゴッドマザーであり、友人でもあるオプラ・ウィンフリーのインタビューでも、「私は、どんな宗教であっても否定は一切しないわ。どの宗教も、それなりに説得力があると思うしね」「私が念仏を唱えるからって、みんなもそうするべきだとは信じない」「どの宗教も、心に触れるものを持っていると思う。要は同じなのよ。私たち全員がこのことに気が付けば、大きな変化をもたらすことができるのにね」と語っている。

 2010年には仏教とキリスト教の祈りを収めた、コラボレーションアルバムをリリース。86年から交際している16歳年下のパートナーで音楽プロデューサーのエドウィン・バッハと住むスイスの自宅で題目を唱える映像も公開し、見る者にも幸せを与えてくれた。
73歳とは思えないほど若々しいティナ。これからも彼女は題目を唱え、心身ともに穏やかな生活を送り続けることだろう。

ハピズム オリジナル占い

○○カースト占い

close