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未来は決まっているのか?

――スピ・超常現象研究家の百瀬直也が、長年スピ世界を探求し、また地震の前兆現象も研究した成果を基に、この世の不思議を紹介します。

 今回は予言の話を。……といっても、特定の予言者を紹介する記事ではなく、予言というのがなぜ当たるのかについて、30年以上にわたる筆者の超常現象研究の成果をもとに、簡単に解説することにしたい。

 一口に「よげん」といっても、漢字で書くと、「予言」と「預言」の2つがある。予言の方は、スピ好きな読者ならばよく知っている通りだが、もうひとつの預言とは何か。それは、「あずかる」と読むように、神仏のような存在から授かった言葉を預かり、人々に伝えることを意味するが、今回は「予言」のほうにフォーカスし、説明したい。

■予言者・出口王仁三郎

 明治時代から昭和にかけて生きた、出口王仁三郎(おにざぶろう)という人物がいる。若い方々は知らないかもしれないが、「大本教」(おおもときょう)という宗教の教祖であり、かつ有名な予言者だったといえば、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれない。

 王仁三郎は、強烈な個性とカリスマを持ち、後世の心霊研究者や宗教者たちに多大な影響を与えた人物だった。彼は幼少の頃より強い霊感を持ち、“神童”と呼ばれていたという。そし、26歳の時から山に篭るなど「霊学」の修行をし、さらにに霊感を養い、後に日本を代表する予言者1一人と言われるようになった。

 王仁三郎が的中させたさまざまな予言の中には、日露戦争や第一次世界大戦の開戦もあった。ほかに、第二次世界大戦では「負け戦となる」ことなども、大正初期にすでに予言していた。

 彼は、予言がなぜ当たるのかということについて、次のような興味深い言葉を残している。

「現界(この世)に起ることは、それ以前に霊界(あの世)に現われ、霊界と現界は照合している」

王仁三郎が長年かけて口述筆記で著した『霊界物語』(愛善世界社)という15巻の大著がある。ここで彼は、「霊界は想念の世界であって~現実世界はすべて神霊界の移写であり、また縮図である」と述べている。そのために、この世を「ウツシ世」と呼んだりするのだとも語っている。

 この点に関しては、筆者の長年の探求によっても、概ね同意できる。この世と霊界や神界はパラレルワールドであって、あの世で起きることが、この世に反映されるのだ。王仁三郎によると、神界や幽界は時間空間を超越して、少しも時間的観念がないそうで、霊界で見てきたことが、数日後に現界で起きることもあれば、10年、数百年たってやっと起きることもあるというのだ。

■当たる予言・当たらない予言

 予言というのは、当たるものばかりとは限らない。むしろ、どんなに有能な予言者でも、一般的には当たらない予言の方が多い。どうして、そうなるのだろうか?
王仁三郎が言うように、幽界や神霊界は「想念の世界」「イメージの世界」であり、念じたことがそのまま向こうの世界で「形」になるのだ。わかりやすい例でいうと、亡くなった霊が何かの目的で、この世の人間の前に現れるときに、若かった頃の容貌で出現したりと、ある程度好きな形をとることが可能なのだ。つまり、自分の「イメージ」によって、向こうの世界にあるものを変えることができる。

 あの世の存在はすべて、そのようなあやふやな形でできているから、こちら側からの「想念」によって変形させることもできる。その行為を、たとえば「祈り」と呼んだりするのだ。

 なので、たとえば自然災害のように人間たちにとって都合の悪い内容の予言であっても、祈ることによって、起きることを変えたり、起きなくさせたりすることもできるだろう。

 もっとも、祈りとは、自分自身の想念によって現界で起きることを変えるのではなく、あくまでも神仏に「お願い」して現実を変えてもらう必要があるものだが。



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