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画像は、謝罪の王様公式サイトより

 TBS系ドラマ「半沢直樹」では、「倍返し」だけでなく「土下座」が流行しました。

 また、宮藤官九郎が脚本を手がける公開中の映画『謝罪の王様』では、阿部サダヲが土下座をしている姿がメイン画像として使用されています。

 さらに、9月には衣料量販店で、客が従業員に土下座をさせ、その姿を、ツイッターにアップし、大騒動となりました。

 この土下座ブームは、単なる偶然なのでしょうか? まずは、日本人にとっての“謝罪”とは何なのか? というところからひもといていきます。

■日本人は謝罪が大好き!?
 
日本人は、すぐに「謝罪をする民族」として世界で有名です。

 たとえば、お店に入って誰もいない時に「すみません」と声をかける。誰かに話しかけるときも「すみません」と謝る。
 
 しかし、そもそも「すみません」は「済みません」。つまり、「済む」という単語に「ません」という否定形が入っている言葉ですね。これは「このまま終了(済む)しない」ことを意味し、“今後何かします”と言っているようなものです。要するに「罪に対して何らかのアクションを起こす」という気持ちを表明した単語なのです。否定形ですから「ぬ」とか「ない」という単語で、「すまぬ」「すまない」と使うこともありますね。

■なぜすぐに「すみません」と言うの?

何か罪を犯したわけでもないのに、「すみません」と言って謝罪をしてから人に話しかけるのは、「現在起こしている何らかの行動を中断させてしまった」という意味の「軽い謝罪」が入っているからです。

このように、日本人はすぐに謝罪をすることによって、相手をおもんぱかり、日常の生活をスムーズに進める習性があります。

 しかし、海外にこの日本人的感覚を持ち込むと大変なことになります。

 訴訟社会のアメリカでは、日本人のように“簡単に”謝罪をすると、“罪を認めた”ということで「賠償責任」を負わなければならなくなる場合があるのです。特に、犯罪や事故における初期対応で謝罪をしてしまうと危険です。日本人のように「とりあえず謝っておく」ことが、莫大な賠償請求につながる場合があるのです。
 
もちろん、アメリカ人の間でもこのことは問題視されており、「アイムソーリー法」という法律ができている州もあります。「アイムソーリー法」とは、事故が起きた場合、「アイムソーリー」と謝っても、それが責任を認め、賠償請求の約束をしたと理解されないということです。

 訴訟が怖くて「アイムソーリー」も言えない社会ではなくなるように、アメリカも変化してきたということですね。



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