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『ハワイのカフナから学んだ「幸せ」と「お金」の教え あなたの人生は「ALOHA」の5文字で大きく変わる』著者・ルイ龍池さん

 起業するもうまくいかず、詐欺にも遭うなど4千万円もの損失、婚約者とも別れ、預金残高が6万円になり、自殺も考えた。その男が、ハワイの知恵に導かれ、現在成功率93.8%というコンサルタントに生まれ変わった……。このルイ龍池さんの起死回生の体験談が『ハワイのカフナから学んだ 「幸せ」と「お金」の教え』という一冊の本にまとめられている。カフナとは、成幸の秘密とは何か、話を聞いた。

——―非常にドラマチックなストーリーですが、すべて実話というのが驚きですね。

ルイ龍池(以下、ルイ) 私自身、もともと上場企業に経営コンサルティングする仕事をしていたので、経営戦略は充分わかっている、とへんに自分を過信していたんですね。経営は仕組みでなんとかなる、と思っていたのですが、いざ自分が起業してみたら、なんとかならなかった。このままではヤバいな、というときにおいしい話が来たので、飛びついてしまったんです。

 私はわりと第一印象で危ない人物や案件には気づくタイプなのですが、そのときは経済状態が切迫して、藁をもつかむ状態になっていた。その結果、2000万円近く騙し取られたわけです。

 しかも、相手の女性がシングルマザーで、電話の向こうに子どもの声を聞いたりして、ちょっとほだされちゃったんですね。こんなに一生懸命子育てしているんだから、ちゃんとしている人に違いない、と思いたくなった。

 でもよくよく聞くと、他の人とも同じようなことをやって訴訟を抱えていたみたいなんです。

 どうも私は女性に甘いタイプで、当時の婚約者も甘やかしすぎてしまったんです。仕事もやめて、私に依存する婚約者と一緒に住みながら、一方の私は会社の売り上げが伸びず、詐欺にも合い、家賃や食費すら払えなくなった。そういうわけで関係を解消させてもらったんです。

 本当は自殺する勇気もなかったんです。

 家賃が払えないので鎌倉の家をたたみ、実家に戻りました。当時は父が町工場を経営し、家賃収入もあったので、生活するには困らない。いい年して親のすねをかじっていました。

 で、いつもボーッとしていて、「俺、もうダメかもしれない」って親父に言ったことがありました。親父は「ああ、そうか」と、一言。そのクールさが、逆に救われましたね。

 その頃ハワイに行くことになったのは、もともとハワイによく行っていたので、向こうの友人たちに会いたいなあと思ったのがきっかけでした。さすがに預金残高6万円だと交通費も出せません。私が起業しているときはコンサルティングでお金をもらってなかったので、近所に住んでいた若い企業家に、無料でいろいろ経営のアドバイスをしていたんです。実際、商談の場に一緒に行って、英語が得意じゃない彼に変わって話を押し込んだり、ということもありました。その彼にお金を借りようとしたら、「お金を貸すと人間関係が壊れるから貸したくない」って断られたんです。愕然としました。すると、彼がすっと封筒を差し出してきて、「これ、今までコンサルしてくれたフィーです」と、何十万円かをくれたんですよ。それでハワイに行けたんです。本には書いていませんけどね。

——―……いい話ですね。それでハワイに行って、初めてカフナに会ったんですね。カフナについて説明してもらえますか。

ルイ カフナとは、ハワイの伝統を受け継いでいる人たちで、薬草の専門家や職人、それから昔であれば黒魔術の人たちもいたようです。私が出会ったのはカフナ・ヌイといって、昔ならば宗教的な儀式を執り行い、王族のアドバイザーもつとめる、文化を含めた指導者ですね。カフナのなかでももっとも位が高く、いわゆる土着の宗教の僧侶、シャーマンですね。ハワイの宗教はオ・ホマナマナと言います。

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ハワイのカフナ「オーラというか雰囲気が違うんです」(ルイ)

 カフナ・ヌイは、少し田舎の住宅街に普通に住んでいて、着るものも現代人と同じです。ただ、スピリチュアルリーディングをするときは、本の表紙に描かれているような、ローブを身にまといます。冠はかぶってませんでしたけどね。

 カフはものすごく深い目をしていて、嘘を言ってもばれるな、という感じです。すごくいい笑顔をするので、それだけで癒されますね。アロハ・スピリットの固まりみたいな感じの人で、私にとって「ハワイのお父さん」。会うとガシッ! とハグしてくれるんです。

——―ハワイはパワースポットが多く、不思議な体験をしたという旅行者の話も聞きますが、いかがですか?

ルイ いっぱいありますよ。これは私の話ではありませんが、友人宅の先にヘイアウがあって、そのヘイアウの隣に住んでいる人が、水を撒いていたんですって。あるときそこで、見ちゃったらしいんですよ。小人みたいなのを。メネフネ(古代、カウアイ島に住んでいたと言われる小人族)かもしれないです。それからその住人は水を撒かなくなったとそうです。

 ヘイアウは、日本人だけで軽々しく行って、写真を撮ったりしないほうがいいですね。ヒーリングだけの場所ではありませんから。ハワイのパワースポットや聖地は、基本的にはネイティブハワイアンのカフナと行くべき。

 私の体験としては、日本ではあまり夜夢を見ないのですが、カフに「オマエはこっちに来たら夢を見るだろう」と言われ、ハッと気づいて「見ます」と。「それはハワイのスピリットがお前にメッセージを届けようとしているからだよ」と言われました。「え、どんなメッセージですか」と聞くと、「どんな夢を見た?」「覚えてないです」「じゃあわからない」……そんな会話をしたことがあります(笑)。

——―そのカフに教わって、アロハのスピリットをビジネスのベースにしたんですね。

ルイ いろんな方から本の感想をいただくと、今おっしゃったように、アロハスピリットのところにどうしてもいきがちなんですが、実は、本の後ろのほうに書いてあることが重要な部分なんです。それは、魂と感情と肉体の3つのバランス。これがハワイの成功哲学の根本だと考えていいですね。どれか一個だけ突出している状態だと、「成幸」はない。とくに彼らは魂が一番パワフルだと考えているんです。そこで、この考えをベースに拡大解釈して、コンサルティングプログラムを作ったんですね。

 魂、私は「コア」と呼んでいますが、これは生まれながらの本来の自分自身のこと。親や先生、社会の影響でどんどん見えなくなり、まわりによく思われるような自分を演じて、本来の自分にどんどん蓋をしてしまいます。そこで本来の自分自身に気づき、本来の価値観、生まれてきた意味や使命に気づくことがすべてのスタートなんです。そうすると、人生がぶれなくなり、モチベーションがあがる。このために自分は生まれてきたのだから、絶対そうしたい、という強い自分が生まれます。だから、「魂を知ることはすべてのスタートだ」と、コンサル・プログラム上で解釈して伝えているんです。

 でも、魂を知ることだけでもダメ。人間は幸せになりたいわけです。そして、自分を取り巻くモノや環境そのものが「幸せ」ではなく、それを「幸せ」と感じるのが幸せなんです。だから「幸せ」とは感情です。ですから、感情のマネージメントを自分でできるようなスキルを持たないといけない。感情がいいと人間関係もいいし、仕事もちゃんとフォーカスしていい仕事ができるし、成果も変わります。

 でも、健康じゃなければ何にもならない。「肉体」も大事なんです。さらに拡大解釈すると、「肉体」とは目に見える物質的なもの、経営戦略や経営ノウハウでもある、と理解しました。現実社会でお金を稼ぐには方法が絶対必要なのです。

 これらのバランスがないと、「本当に最高の人生だった!」という最期の日は迎えられないでしょう。

——―ルイさんが見て、この人は「成幸していないな」と思う経営者はいますか?

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『ハワイのカフナから学んだ「幸せ」と「お金」の教え あなたの人生は「ALOHA」の5文字で大きく変わる』

ルイ 極端な話、お金を出してくれた人が不幸になろうがどうしようが、自分が儲かればいい、という発想の人ですね。テクニックがすごくて、時代の流れにのっかるとうまくいくことがある。でも、しっぺ返しが来ますね。

 一時期、時代の寵児ともてはやされて逮捕された、なんとかファンドとかあったじゃないですか。完全にフォーカスはお金儲けだと思います。今は表舞台からいなくなってしまったのではないでしょうか。

 最近話題にのぼる、いわゆる「ブラック企業」の経営者達もひどいものです。将来のある若い人たちを安い給与でこき使い、使い捨てにすることなど許されるものではありません。その結果、経営者は金儲けができるのでしょうが、社員や取引先・顧客の犠牲の上に成立するようなやり方は、必ず反動がきます。お金がありさえすれば、幸せになれると考えているのは、人間的成長がまだ未熟な証拠です。お金も必要ですが、その先に人間は必ず、愛情や尊敬といった、人との関係性で幸せを求めるようになるものです。

——―今後はどういう活動をされる予定ですか?

ルイ 経営者の方とコンサルティングしていると、ちょっと刺激するとポーンとわかる人も中にはいます。そういう方には、マンツーマンで何十万円も頂く前に、たとえば一泊二日の合宿に参加して、十数万円ていどでわかったほうが、時間もお金もセーブできますよね。10月にはハワイツアーを行い、私のセミナーと、実際にカフにひとりひとりお会いしてもらおうと思います。

 こういう活動を2年くらいやったら、弟子育成をしていこうと思っています。私はハワイに拠点を置いて、直接クライアントさんをコンサルするよりも、弟子のサポートやプロデュースにまわりたいですね。みなさんそれぞれ経験を持っているので、私の作ったメソッドを全部お渡しすれば、自分の経験と合わせて新しい商品を作っていくことができます。そうすれば弟子の中でも差別化ができますから。

 どうしても企業家や経営者は目の前の小銭稼ぎに消耗してしまいますが、そういうラットレースから抜け出して、ひとりでも多く成幸できるように、サポートしていきたい。それがカフから学んだ幸せとお金の教えだと思っています。

■ルイ龍池(るい・りゅうち)
戦略経営コンサルタント。麻布高校、青山学院大学卒。学生時代にオーストラリアでホームレスを経験。後、不屈の精神でゴールドコーストでトップツアーガイドに。帰国後、外資系投資銀行にてM&Aに従事。その後日本最大手の(株)日本能率協会コンサルティングに転身。その後ヘッドハンティングでアウディ・ジャパン(株)へ。2005年にハワイアンジュエリーの会社を起業するも多大な損失を出し、自殺を考える。その後ハワイのメンターに救われ、現在、これまでの経験と知恵を統合した「コア・マネタイズ・メソッド」を構築し、経営者や企業家のビジネスと人生の成功をナビゲートしている。
(取材・文/もりいあんじ)



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