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画像は、mail onlineより

 8月、スリランカ在住のエクソシスト(祈祷師)が、エクソシスム(悪魔祓い儀式)に失敗し、命を落とすというニュースが流れ、世界中を震撼させた。祓う人間も、憑かれた人間も死ぬ可能性があるエクソシスムは、大変危険な行為のため、儀式を執り行うのは、信仰心の深いカトリック教会の神父ということになっている。

 スリランカのケースは、猫を生贄に捧げたり、祈祷師自ら地中に埋まるなどしているため、カトリック教会の神父ではなく、妖術使い、つまり、エクソシストではなかった可能性が高い。何はともあれ、悪魔祓い儀式はリスクの高い、恐ろしい行為なのである。

 2011年8月、英大手タブロイド紙『Daily Mail』が、アリゾナ州在住の美少女3人組みがエクソシストとなり、危険が伴う悪魔祓いを請け負っていると報じ、欧米の注目を集めた。敬虔なクリスチャンである彼女たちは、黒帯を持つ空手有段者でもあり、自分たちの信仰と空手で鍛えた力と精神力を悪魔退治に捧げたいと、エクソシストになることを決意。経験豊かなエクソシストの手ほどきを受け、ティーン・エクソシストとして欧米を回り、悪魔祓いを行う日々を送るようになった。神への揺るぎない信仰心を持つ彼女たちは「クリスチャンの鏡」として人気を集め、英BBCはドキュメンタリー番組を制作。一躍、有名人となった。

 ティーン・エクソシストは、アリゾナ州フェニックス出身のブリンネ・ラーソン(18歳)と、テス・シャーケンバック(18歳)、サバンナ・シャーケンバック(21歳)の3人で構成されている。テスとサバンナは姉妹で、3人は同じ空手道場に通っていたことで知り合い、「人々に取り憑いた悪を取り除こう」と意気投合。ブリンネの父親で、多くの人々を悪魔から救ってきたエクソシストのボブ・ラーソン牧師の下、悪魔祓いを学び、一人前のエクソシストになったという。メディアの取材に対して、ブリンネは「子どもの頃から父に手ほどきを受けてきた。初エクソシスムは13歳」と告白。「ドラッグなど悪いことをすると、神のご加護から離れてしまい、罪を犯した穢れた心に悪魔が入ってくる」「その悪魔を追い出して更生させる、手伝いをしたいの」と、キラキラした瞳で答えている。

 結婚するまで処女を守り続けると公言している彼女たちは、ちょっと濃い目の化粧をする、ロングヘアーの今どきの女子。空手をしているためか、身体は引き締まっており、とても健康的に見える。「空手の精神は、スピリチュアルな戦いを行うためにとても役立つ」と語り、「私たちは、言葉通り、悪魔のケツを蹴るの!」とくったくなく笑う彼女たちは、チャーミングな女子そのもの。エクソシスムを行うときも普段着で、一見して、どこにでもいるような女の子たちに見えるが、表情は真剣そのもの。泣き叫んだり、恐ろしげなうなり声をあげる人々にもひるむことなく、十字架や聖書を当て、「悪魔よ、出て行け!」と、懸命に祈りを捧げる。BBCのドキュメンタリーを見た人たちは、全く新しいタイプのエクソシストに強い興味を抱き、彼女たちの志を応援した。

動画は、You Tubeより。空手・乗馬・悪魔払いをこなす3人の美女エクソシスト

 だが、実は、彼女たちにエクソシスムを伝授し、共にエクソシストを行っているボブ・ラーソンという人物。昔から様々な論議を醸してきた、問題多き牧師だったのである。アメリカでは、テレビで礼拝を行う伝道番組が人気で、有名な伝道師は多額の寄付金を集めることができる。ボブも、このテレビ礼拝伝道師で成功しようと積極的に活動していた時期があったのだが、礼拝で行ったエクソシストの最中、悪魔に取り憑かれたとされる人物に「同性愛は悪だ」と語らせるビデオが流出したことがきっかけで失脚。礼拝で大金を稼いでいるという疑惑も持たれるようになり、いつしか表舞台から消えていった。そんな彼が、ティーン・エクソシストのおかげで再び脚光を浴びるようになったことに「これは彼の策略では」「すべて彼が描いたシナリオなのでは」など疑問の声が上がるようになったのだ。



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