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画像は「あまちゃん」公式サイトより

 最終週を迎える前から続編を望む声が上がるなど、『半沢直樹』(TBS系列)と今年度の双璧を成すドラマとなった『あまちゃん』(NHK)で輝きをみせているのが、80年代アイドルの2人だ。

「1970年から80年は、アイドル黄金期でした。その80年代を代表するのが、今回、『あまちゃん』で共演した小泉今日子と薬師丸ひろ子です。小泉は、自由奔放タイプで、ファンから「何しにきたんだ」とかヤジをとばされれば、「来たくて来てるんじゃねぇよ」と言い返すようなアイドル(笑)。薬師丸は優等生タイプで、高倉健のような真面目な役者を目指している感じの正統派です」(芸能誌記者)

 対極的な二人だが、『あまちゃん』で先に力を発揮したのは小泉だ。役と一体化している演技はもちろん、ドラマ内で歌われた『潮騒のメモリー』が、「やっぱそこそこ歌の歌えるまともなアイドルは全世代に必須だ」「てか、『あなたに会えてよかった』も名曲だからな」「キョンキョンの声いい」など好意的な声から、「いや、単調な声だろ」という否定的な声まで、賛否両論を巻き起こした。

 そして、話題が話題を呼び、NHKにCD化を求める声が殺到するムーヴメントを起こす。結果、急遽7月30日にCDの発売が決定すると、オリコン1位を獲得し、ヒットとなった。その『潮騒のメモリー』は、『あまちゃん』内では薬師丸の曲となっている。薬師丸は歌が下手という設定で、代わりに小泉の声を使い、口パクでCDを出した。それが大ヒットし、薬師丸はトップに上り、現在は大女優に。そんな歌が下手ということになっている薬師丸が、最終週に入り、遂に歌うということで話題を呼んでいたが、放送されると想像以上の反響が起きた。

ネット上では「ちょwww上手すぎ」「これも影武者か?」などと、歌唱力に賞賛の声。団塊世代より上にとっては、薬師丸が、歌が上手いのは当然らしい。曰く、「薬師丸は元合唱部だし、透明感のある声だった」という。だが、30代から下の世代は、「元アイドル」という肩書きから、本当に下手だと思っていた人も少なくはない。

『あまちゃん』での二人を見ていると、80年代は本当の意味でのアイドル黄金期だったのだと思う。マーケティングだけではなく、実力がなければ生き残れない世代だった。30年後、90年代後半を代表するモーニング娘や、AKB48をはじめとする現アイドルたちが、小泉や薬師丸のように活躍できているだろうか?
(@HHJ_fun)



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