さる8月22日、韓国清平にある統一教会員の“聖地”天正宮博物館にて、「文鮮明 天地人真の父母天宙聖和1周年遺品展」が開かれた。これは、1年前に亡くなった文鮮明氏が生前どのような人生を送ったのかが、写真や遺品をとおしてわかる、まさに“ファン待望”の展示会だ。【遺品展写真全貌はコチラ

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天正宮博物館
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入り口の様子

 主な遺品としては、文鮮明氏が執筆した『原理原本』の 第一巻、2006年の天正宮博物館が作られた際に、セレモニーで着用した聖衣、金日成主席、金正日国防委員長、ジョージ・ブッシュ元米国大統領、ビル・クリントン元米国大統領などから送られた礼物など。

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「原理原本」の下書き
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セレモニーで着用した聖衣

 統一教会の信徒に向けた公開のため、一般メディアへの公開は、たったの“10分”だけ。門から本殿まである50メートルほどのアプローチも撮影禁止という厳戒態勢だった。

■そんなものまで飾るのか!? 魚を釣った時のジャンバーから履いたスリッパまで

 天正宮の中に入り、撮影許可がおりると、韓国のメディアグループたちは一斉に1960年代に金日成氏と文鮮明氏が会談した時の写真に飛びつき、フラッシュをたいた。ちょうどこの遺品展が展示された頃、南北協力事業の開城(ケソン)工業団地で、北朝鮮が韓国側関係者の立ち入りを禁止し、操業停止していたからだろう。

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金日成氏に会った際着ていた背広。韓国メディアの人だかりがガラスに写っている(編集部撮影)

■実は日本に住んでいた、文鮮明氏

 文鮮明氏は、もともと北朝鮮に生まれながらも、日本留学時代に日本で働き、戦後南北が分裂してしまったことで、自由に北朝鮮に帰ることができなくなってしまった戦争被害者の1人である。ゆえに、南北統一に向けた願いは強く、実現するために“反共思想”を訴え、脱共産主義社会を願う世界中の人々から支持された。

 1992年には、金正日との会談で北朝鮮に35億ドル(約4400億円)もの援助を約束。その後、統一教会は、北朝鮮と経済協力の関係を築き、誕生日には祝賀メッセージとプレゼントを金正日氏が贈るなど、死ぬまで親密な関係を築いたといわれている。

 さて、問題はこれら“政治関係以外”の遺品である。

 ざっと、「革靴・めがね」「使用したうちわ」「バリカンとひげそり」「箸とスプーン」「帽子・スリッパ」「釣り具・釣った魚の剥製・釣りに行くときのジャンバー」など。とくに、ビニール製のスリッパがショーケースに並べられているのを見た時は、amazonの巨大ボックスに本が1冊だけしか入っていなかった時と同じような、なんともいえない肩透かし感があった。

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侘しいスリッパ(編集部撮影)
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愛用メガネ

 おそらく信者は、さまざまな感慨を抱きながらこれらの展示物を鑑賞していくのだろう。筆者とは、とてつもない温度差である。

■最終兵器、黒髪の靴下!?

 このように、信徒以外の者にとっては、衝撃度があるような、ないような、とりあえず「すっごーい」と純粋に叫べるものが少ない遺品展だったのだが、これだけは違った。
 
 それが、文鮮明氏が、日本に留学していたころ母親が息子を思って編んだという“黒髪の靴下”である。

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みだれ髪……(編集部撮影)

 この頃の文鮮明氏は、激しい抗日運動を行い、たびたび特高警察の刑事たちにスパイ疑惑をかけられ、幾度も牢獄に入っていたという。それをふびんに思った母親が自らの髪の毛で靴下を編み、氏に送ったというのだが……。肝心の出来栄えと作品を冷静に評価すると、一言で「怖い」。捨てても何度でも戻ってきそうなカルマ的エネルギーを放つ、まさに念の塊であった。

 日本では、“霊感商法”“合同結婚式”“政治の黒幕”……と、悪評ばかりがささやかれる統一教会であるが、数々のメディアバッシングを受けながらも着々と大物政治家を手懐け、世界規模の宗教団体へと成長させた文鮮明氏の豪胆さと執念のルーツを、この髪の毛で編んだ靴下に感じたのであった。
(写真=酒井透、文=編集部)

次ページに、遺品展の全貌!



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