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画像は、『あるヨギの自叙伝』(森北出版)より

 インドの霊性を世界に広めたヨギ(ヨガ行者)であるヨガナンダ師の名を一躍有名にしたのは、自著の『あるヨギの自叙伝』(森北出版)だ。この本は、ザ・ビートルズのジョージ・ハリスンを始め、エルヴィス・プレスリー、アップル社創業者のスティーブ・ジョブズ、など、さまざまな著名人が座右の書としていた、まさに“天才が愛す本”である。今回は、このインドの偉大な聖者の数奇な人生と、精神を紹介。

 天才たちが感銘を受けた数々の伝説をお伝えする。これを読めば、あなたも天才への道がひらけるかもしれない。

【ヨガナンダ氏の数奇な生涯……前半“師との出会い”】

 パラマハンサ・ヨガナンダ師は、ムクンダ・ラル・ゴーシュという名で、1893年1月5日にインドの裕福な信仰心の厚い家に生まれた。誕生間もない頃に、母親が幼いヨガナンダを連れてある聖者のもとへ行くと「あなたの息子さんはヨギ(ヨガをする人)になりますよ。将来神と人との架け橋になって、多くの魂を神の国へ導いて行くでしょう」と祝福されたという。

 ヨガナンダは、10代の頃から霊的世界を探求し、自分のグルゥ(霊的導師)を探し求めていた。17歳の時に、街中である男性を目にして、この人こそが自分のグルゥなのだと直観した。その人物に駆け寄ってひざまずき、「尊いグルゥ!」と叫ぶと、その男性は「何と長い年月、お前の来るのを待ったことだろう!」と言いい、過去生からの弟子が訪れるのをずっと待っていたそうだ。その人物が、ヨガナンダ師の生涯の師となったスワミ・スリ・ユクテスワ・ギリ師である。

 若きヨガナンダは、ヒンドゥー教の僧侶であったユクテスワ師の僧庵でヨガの教えを受け、ついに「クリヤ・ヨガ」の秘法を伝授される。これは、秘密の呼吸法に基づくものであり、酸素から生命エネルギーを創りだし、人間の進化を促進するための手段だという。

 ユクテスワ師の師はラヒリ・マハサヤ師といい、なんと赤ん坊の頃のムクンダに「将来聖者になる」と予言した人物だったのだ。ちなみに、マハサヤ師は、瞑想状態のまま空中に浮いたり、ユクテスワ師の友人を死からよみがえらせるという奇跡も行ったという。

 さらに、マハサヤ師の師はマハー・アヴァター・ババジといい、数千年もの間、肉体を保持したまま生きている神人だという。その外見は若く、肉体はあるがそれを消滅させることもでき、食物はいっさい必要としなかったという。

【ヨガナンダ氏の数奇な生涯……後半 “ヨガを西洋に広める”】

 ある時、若きヨガナンダは、自宅のドアをノックする来訪者を目にして、「この方こそ神人ババジに違いない」と直観した。ババジはヨガナンダに、「お前は、わたしがクリヤ・ヨガの福音を西洋に広めるために選んだ使者なのだ」と告げたという。

 1917年、24歳のヨガナンダは、ちょうど米国で行われる国際宗教自由主義者会議にインド代表として招待されていた。渡米したヨガナンダは、そのまま米国に残り、ヨガ指導のためにセルフ・リアリゼーション・フェローシップ(SRF)という団体をカリフォルニア州に設立し、その後に数十万人の人々にクリヤ・ヨガを伝授した。

 本来ヨガとは一子相伝で伝えていくものだが、ヨガナンダ師は、現代に合った方法として、通信教育の教材を開発した。世界中の人々にヨガの教えを広めるには、限られた聖者だけでは足りず、新しい教え方が必要だったのだ。

【ヨガナンダ、遺体の奇跡】

1952年3月7日、ヨガナンダ師は自分の死期を悟り、弟子たちに別れを告げた後で、クリヤ・ヨガを行うことにより瞑想状態のまま意識的に肉体を離脱した。これは「マハーサマディ」と呼ばれ、インドの聖者たちが伝統的に行うもので、ユクテスワ師も同様にしてこの世を去った。僧侶として生涯独身を貫いたヨガナンダ師は、こうして59年の短い生涯を終えた。不思議なことに、その遺体は20日たっても腐敗の兆候を見せず、まるで生きているかのようだったという。



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