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「週刊現代」(講談社)8月17日・24日号によると、フランスの研究者たちが、不可能とされる地震予知という分野において、新たな道を予感させる論文を発表した。

 これは、世界的に権威ある科学誌『ネイチャー』の姉妹誌である『ネイチャー・ジオサイエンス』電子版に今年3月24日に発表されたものである。

 フランス・ジョセフ・フーリエ大学のミシェル・ブション博士ら5名の研究者が連名で投稿したものだ。

 ブション博士らによると、東日本大震災を含む巨大地震の前兆は、既存の観測態勢で十分見つけられたはずだという。
「私たちの研究では、東日本大震災のように(海底の)大きなプレートの境目で起きるほとんどの地震で、はっきりと『前震』が起こっていたことがわかったのです」と、ブション博士は主張する。(週刊現代8/17・8/24号)

 前震とは、大地震の前に震源の周囲で起きる比較的小規模な地震だが、これまでの地震学では、前震は起きる場合と起きない場合があるとされてきた。だが、ブション博士らが1999年1月1日から2011年1月1日の間に起きたM6.5以上の地震31個を解析したところ、その8割にあたる25個の地震で、前震が起きていた。

 東海大学地震予知研究センター長・長尾年康教授は、このニュースを聞き、「『この地域はいま大きな地震が来そうになっていますよ』と警告を発するシステムを作るのに、技術的困難はまったくない」と話す。(週刊現代8/17・8/24号)

 3.11の直前には、2月13日から周辺で地震活動が活発化していた。M5以上だけで4回起きていたのだ。この地震の場合、2日前にM7.3の大きな地震があったが、たとえこのような大規模地震があっても、「さらに大きな地震が来るかもしれない」と、警戒することも大切だろう。

 今すでに利用できるデータで十分予測できるのだから、「地震予知は不可能」などと言っている場合ではないだろう。
実は、このような予測の研究は、日本ですでに行われているのだ。東京大学名誉教授・村井俊治氏によると、今年になって震度5弱以上の地震が8回あったが、そのすべてにおいて、異常を検知していたという。昨年は震度5弱以上の地震のうち、75%にあたる12回で、異常を発見していた。

 これは、国土地理院のGPS観測網を利用した独自の地震前兆を捉える研究だ。このデータを見ると、3.11の数日前から「前兆すべり」という大地の変動が生じていた。小規模の地震では難しいが、M6以上のものならば、GPSで捉えることができるという。

 村井名誉教授によると、今年1月から四国周辺で警戒すべき移動幅を示す観測点が急増しているという。愛媛県の宇和島から高知県室戸、和歌山県金屋まで、南海トラフに並行して異常値が出ている。東海・東南海では異常はないので、いま騒がれている3連動地震にはならないが、南海トラフを震源とする南海地震が起きる可能性があるという。

 では、どのくらいの規模の地震が想定されるのか。地震科学探査機構(JESEA)顧問・荒木春視博士によると、断層の長さからすると、M7以上になるだろうという。沿岸部では震度6強の強い揺れになり、大きな津波の可能性もあるとしている。

 次に、いつ起きるのかということについて。
「巨大地震の予兆は6ヶ月くらい前には出ますので、これから冬にかけてが警戒すべき時期となるでしょう。今年の12月から来年の3月までを警戒期間としたい」と、村井名誉教授は語る。

 実は、まったく関係ないところで、別の科学者が、この予測に符合するような調査結果を導き出しているのだ。武蔵野学院大学の島村英紀特任教授によると、歴史上知られている南海トラフ地震は13回起きており、すべて8月~2月に起きているという。さらに13回中5回が12月に発生していた。
 
 筆者が過去の記事で書いてきたことの中でも、今年か来年という予測と重なるものがある。それは、週刊現代が20人の占い師・霊能者に南海トラフ地震発生時期を占ってもらったものだ。その結果として、もっとも多かったのが、今年11月に発生するというものだった。

 また、この週刊現代の記事で筆者も取材されたが、ダウジングで行った地震予測では、起きる時期こそ2016年後半~2017年という結果で前述の予測と異なるが、起きる地点として、「南海地震」の領域と出ていたのだ。

 以上の科学者たちの予測をまとめると、「今年12月から来年3月までにM7以上の南海地震と大津波が発生する」ということになる。占いのたぐいとは異なる科学的研究の結果による予測なので、特に西日本の太平洋側付近に住む方は、十分注意していただきたい。

■百瀬直也(ももせ・なおや)
スピ・超常現象研究家。10代でスピ世界に目覚め、長年不思議現象の探求を続ける。地震前兆現象、シャーマニズム、古代史、民俗学なども研究。各種カウンセリングも行う。特技はダウジングによる地震予知。ブログ『探求三昧』主宰。著書は『大地震の前兆集~生き残るための必須知識』(Amazon Kindle本)など。Twitterは@noya_momose。
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