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画像は、『週刊世界百不思議 no.49 ユリ・ゲラーが語るUFO、2012年、スプーン曲げ』(講談社)より

 7月21日、イギリス国営放送「BBC」が、かの超能力者ユリ・ゲラーの半生を扱ったドキュメンタリーを放映した。この中でゲラーは、「イスラエルやアメリカ政府に依頼され、自分の超能力でスパイ活動を行った」と暴露している。ユリ・ゲラーが関与したとされる事件の1つが、1976年の「エンテベ空港奇襲作戦」である。

■「エンテベ空港奇襲作戦」とは?

 エンテベ空港奇襲作戦とは、1976年、ゲリラ4人にハイジャックされ、イスラエル人が多数人質となった「テルアビブ発パリ行フランス航空第193便」がウガンダのエンテベ空港に着陸した際、人質となったイスラエル人乗客を救出するためにイスラエル空軍が実施した作戦で、正式名称は「サンダーボール作戦」という。
 
 事件が起きたのは6月27日。銃や手投げ弾で武装したゲリラ4名がこの飛行機をハイジャックした。彼らはパレスチナ解放人民戦線(PFLP)と、パレスチナ・ゲリラに同調する西ドイツ赤軍の「バーダー・マインホフ・グループ」に所属し、警備の手薄なアテネ国際空港で武器を持ち込んだのだ。

■ゲリラの目的とは?

 航空機が着陸したウガンダのアミン大統領は、就任当時はイスラエルに友好的であったものの、その後態度を変更し、当時はパレスチナ・ゲリラを支援していた。ウガンダではパレスチナ・ゲリラ数人がハイジャックを決行した同志に加わり、乗客のうち最終的に人質とされたイスラエル人やユダヤ系の106人を監禁する空港のターミナル・ビルは、ウガンダ軍の兵士が警備に就いた。

 ゲリラたちは、各国で捕らえられている仲間たち53人の釈放を求めており、イスラエルは表面的にはゲリラと交渉を重ねながら、一方で武力による救出作戦を検討した。

 とはいえ、100人を超える人質を解放するに必要な兵力を敵対国に送り込み、全員を連れて帰るということ自体容易なことではない。しかもウガンダは内陸国であるから、兵員を送るためには周辺国領空を秘密裏に通過する必要がある。おまけに、当時イスラエルが使用していた軍用輸送機C130ハーキュリーズは、給油なしでウガンダまで往復することはできなかった。さらに、人質が監禁されているビルに爆弾が仕掛けられている可能性もあった。つまり、イスラエル軍の接近が事前に察知されればその時点で、人質全員が爆殺されるおそれがあったのだ。



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