代々木上原にイスラム寺院「東京ジャーミィ」があることは知られていますが、ラマダン中の今、見学に行ってきました。

 東京ジャーミィは、1938年に設立されたモスクを2000年に再建し設立されたそうです。ラマダンとは、日が出ている時間には食べ物を一切口にしてはいけないという断食月のこと。2013年は7月10日~8月9日ですが、ヒジュラ暦に添ってラマダンは毎年11日ずつずれていきます。

 ラマダンは、唯一の神・アラーに断食を通じて信仰を捧げる、1年で最も神聖な月。通常は東京ジャーミィの見学は自由ですが、今回はあえて見学申し込みをしてから行ってきました。

 代々木上原駅から徒歩5分程度、思ったより駅に近いですが、モスクの全体を見ると荘厳なその建築様式に目を奪われます。この建築はトルコ政府の資金により建てられたそうです。

 では中に入ってみましょう! 1階は、トルコ文化にふれる空間と食堂、そして2階には礼拝堂があります。礼拝堂見学も可能ですが、モスクの中ではお祈り中の人もいるので静かにしましょう。

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どーん!!

 この日は訪れた時間が夕刻近かったため、ラマダン日没後の「イフタール」を受けました。イフタールとは、日没の合図に始まる断食明けのディナーのことを言います。ラマダンは日中の断食のため、日没すれば夜は食事を取ることが可能なのです。

 食堂に集まった人々を見ると、テーブルは男女別。なぜならラマダン中は禁欲も戒律に含まれているので、イスラム教徒の男女が手をつなぐことはもとより、同じ席に座るのも嫌がられます。もちろん、女性は外出の際に肌の露出を控えた服装で、頭には髪の毛を見せないようにベールをかぶっています。

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こんな感じでした

 イフタールは陶器製のずっしりしたトレイを持ち、各々トレイに食事を注いでもらいます。メニューはスープとごはん、酸っぱいカレーと豆のカレー、パンとデーツを自由に取ります。ラマダン中、日没後に最初に出される口にデーツは、アラブ人にとってとても神聖な食べ物。断食明け後は、最初になつめやしを食べます。

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給食のように並び……
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メニューはこちら!

 東京ジャーミィによると、断食の効用は、

(1)断食は一つの盾であり、人間を悪から守ります。
(2)断食は、私たちの道徳心を高めます。
(3)ラマダーン月の断食は、純粋な「感謝の鍵」です。
(4)富裕な人は貧しいひとを援助するように。
(5)断食を行なうことは、あの世への取引のための素晴らしい恵みである。
(6)常に動いている機械は、定期的に手入れする必要があります。
(7)断食は、心身の、飢えや渴きに対する忍耐力を培います。
(8)断食によって、欲望を押さえ、命令を受け入れることに従順になります。

だそうです。

 食堂に集まった男女比はだいたい半々。女性は、イスラム教徒と結婚した日本人が半数くらいでした。宗教は違えど年に一度はこういった断食を経験して敬虔な気持ちになるのもいいかもしれませんね。
(カシハラ@姐御)

東京ジャーミィ



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