「フジのドラマは、ヒットすれば続編や映画のシリーズ化が見込める。しかし最初からそれらがありきになって、ドラマはキャストを人気者で固めてさえいれば、内容はどうあれヒットするものと考えている人が局内には少なくない。しかし、最近になってフジは求心力を低下させ、株主も気が気ではなくなっている。株主総会では社長に対し、特定のコンテンツや団体ばかりを推し過ぎていると釘を刺されたばかりだが、ドラマに限らずあちこちに綻びが生まれつつあるようだ」

 初回放送を拡大し、豪華なキャストをふんだんに揃えるというやり方だけでは、もう視聴者の関心を惹く事は難しくなっているのだろう。数々の名作ドラマを生み出した故・実相寺昭雄は、作品を演出した際に、演者に「ドラマは常に真実を要求されている」という台詞を用意していた。

 これこそが何年、何十年経っても色褪せることのない演出する上での絶対条件だろう。リアリティを追求し、かつ「次回も観たい」と思わせてこそのドラマ。次回予告を異例の2話分用意するという戦法も奇抜といえば奇抜だが、これだけ良質なドラマが犇いている今期では、それだけで視聴率の躍進は望めないのかもしれない。
(松本ミゾレ)



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