shomuni.jpg
『ショムニ2013』公式サイトより

 90年代、ドラマというコンテンツを最も有効に活用できていたのはフジテレビだった。

 話題のキャストに1話辺りにかけられる予算の量、さらには視聴者の期待もあいまって、現在とはまるで異なる評価を受けていたものだった。

 ところが現在、フジテレビのドラマは軒並み苦戦ばかりを強いられている。

 2013年夏のフジドラマ、放送前には『救命病棟24時』に『ショムニ』といった、これまで反響の大きかったものの続編に期待が集まっていた。大々的なプロモーションも行い、ヒットして当然という布陣でオンエア日を迎えたものの、回を重ねるごとに散々たる視聴率が弾き出されている。

 『救命病棟24時』はフジの有するドル箱コンテンツ。こちらはヒットして当然として、問題なのは「ショムニ2013」の方。

 江角マキコを除くレギュラー陣のキャストを一新して臨んだ初回放送では、話題性も高かったために18.3%という大台超えの視聴率を記録したものの、続く第2話は13.8%と急落。そして第3話ではとうとう9.9%にまで落ち込んでしまった。たった3話の間に、半分近い視聴者に見限られてしまったのである。

 ネット上では視聴者からの厳しい意見もよく見受けられる。

「未だに不況が続いているのに庶務課がデカい顔をしていられるなんてリアリティがない」という声や、「原作の雰囲気が完全に消えた」とする声が目立っている。

 今期のフジドラマには何が足りないのだろうか。反対に好調続きなのが競合他局のドラマである。

 TBS系ドラマ『半沢直樹』の異例の大ヒットは既に多くのメディアでもしきりに紹介されている。その直近の視聴率は22.9%。なんと初回放送からぐんぐんと数字を伸ばし続けているのだから驚きだ。「倍返しだ!」という名文句とスカッとする展開は、世代を問わず人気を呼んでいる。

 さらに、テレビ朝日系の『DOCTOR2』も善戦を続けている。第4話でも視聴率15%台を維持し続けており、骨太の医療ドラマが評価されている形だ。

 今期のヒット作に共通しているのが、脚本の素晴らしさ。フジのドラマによくありがちな明るく爽やかな作風や、ゲストの多彩さに重きを置くのではなく、より視聴者が感情移入できるための作品の構成力が抜きん出ているのである。
数字の面では今一つ物足りない部分はあるものの、日本テレビ系の『Woman』も主婦層からの評判が徐々に高まっており、回を重ねても視聴率の低下を免れている状態だ。

 ドラマ制作事情をよく知る事情通は、このように語っている。



【検索ワード】  ・  ・ 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする
  • HOME
  • コラム
  • > なぜ差がついてしまったのか? 株主の怒りが爆発、フジドラマ凋落の理由とは?