どうも、オカルト・怪談を研究している、吉田悠軌と申します。

 夏といえば肝試し。男女入り混じってキャピキャピと心霊スポットに突撃される方もいるかもしれません。確かに、男女のグループで怖い場所を訪れるのは、恋愛に効果的です。「怖いドキドキ」と「好きのドキドキ」を混同するという、つり橋効果を期待できるからです。恐怖が呼び水となって仲良くなったり、本当は大して怖くないくせに「きゃ~怖~い」なんて言って男性に抱きついてみたり……。

 ただ一つアドバイスさせてもらえれば、ガチンコで怖いところに行くのはオススメできません。冷静さを保てないほど恐怖が勝ってしまえば、皆でキャピキャピと楽しむ余裕がなくなってしまうからです。たとえば、どこかで物音がした時など、「きゃ~」と黄色い声を出して抱きつかなくてはいけないのに、「う"ん"ぐあ"ぁ!」と獣っぽい悲鳴をあげて自分だけ全速力で逃げてしまっては、せっかくの好感度もダダ下がり。また、あまりにも怖さのハードルが高い目的地だと、友達が一緒に来てくれない可能性も大きいです。

 本当にちょっとしたスリルでいい、ライトに楽しみたい。そんな人にオススメするのは「昼に行くと驚くほど快適な心霊スポット」です。夜中は不気味な空気に満ちたスポットも、昼ならたいへん気持ちのいい空間になっているところもあります。そんな場所を、幾つか紹介してみましょう。

■東京都・八王子城跡
 豊臣秀吉の軍により、一日で城内の人が全滅させられたお城の跡地です。立て篭もっていた婦女子のほぼ全員が近くの滝に身を投げたため、その川は三日三晩、血に染まったといわれています。1980年代あたりから、東京近郊の心霊スポットとして定番化したこの場所ですが、実はれっきとした公園。駐車場もあるし歩道も整備されているし、緑豊かな山道を散策するにはもってこいの場所です。また、山城があった当時の石垣も残されているので、歴史好き・城好きには高ポイントでしょう。ちょっとしたハイキングをしようと友達を誘って、流れる小川の音に耳を傾けるのもいかもしれません。ただ、「ほら、あれが大勢の女子どもの死体で血塗られた川だよ……」と言い添えるのは忘れずに。

■福島県・おばけペンション
 福島県の若者なら誰もが訪れている心霊スポット。「殺人事件があった」「経営難のためオーナー」が首吊り自殺した、などの怪談が囁かれています。しかし、ここも、昼に訪れればたいへんロマンチック。白樺林に囲まれた洋館というロケーションもいいですし、内部は一階から天井までの吹き抜け、さらには天井まで壊れて青空が見えるオープンビューです。草木の匂いのする風が通り過ぎる、明るく開放的な空間に、心が癒されていきます。ふと暖炉に目をやってしまえば、そこに描かれた不気味で巨大な顔が、いい気分を台無しにしてくれるでしょうけど……。

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【次ページにまだまだ凄いのあるヨ!】



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