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負け犬にはなりたくないの

 再院選でも圧勝した安倍内閣は、子供が1歳半になるまで認められている育児休業を3歳まで延ばし、5年間で“待機児童ゼロ”を目指す方針を打ち出しました。

 政策の一つに掲げている「働く女性の支援」を、今後も推進していくそうですが、一方、働く女性側からは「3年も子育てでは、社会復帰のチャンスやタイミングを逃してしまう」という戸惑いの声も上っています。復帰しても働きやすいように、産休している人の分まで働くという職場の環境も改善されることが必要でしょう。

 また「働く女性を支援するなら、配偶者控除を廃止したほうがいい」という意見もあります。今の団塊の世代が若い頃「夫が会社員で妻が専業主婦」という“モデル世帯”を増大させて、高度経済成長の担い手となる家庭を支援するためです。でも今や配偶者控除も時代錯誤ではないでしょうか。専業主婦に憧れても、共働きと違って、生活レベルが低くなり、場合によっては生活苦も覚悟しなければならないこともありますから。

 だったら、手っ取り早く、年収1000万円以上の高収入男性と結婚して、楽ちんな専業主婦がベスト。

 でも、国税庁の平成19年度民間給与実態統計調査によると、年収1,000万円の男性は、2781.9万人中、216.0万人(7.8%)。

 100人の男性のうち、7人ちょっとだけが高収入。しかも、この数字には既婚者も含まれていますから、独身で高収入の男性は……推測ですが、半分以下の3%くらいではないでしょうか。

 それでも、医者や弁護士、会社経営者など、高収入男性と結婚したい、セレブ妻になりたいという女性が今尚増え続けているという現実をどう捉えたらいいのでしょう。

 医者との婚活パーティーに足繁く通うアラサー女子は「何としてでも、医者と結婚したい!」と熱烈。今回は、2人のセレブ妻の事例をピックアップして、夢に描いたセレブ妻か否かを検証してみます。セレブ妻の明暗がくっきりあらわれることでしょう。

【高学歴アラサー元スッチーA子さんの結婚】

 誰でも知っている著名な大学の英文科を卒業。現役で念願のスチュワーデスの試験に合格。国際線担当と、一見華やかな職業に就いたものの、不規則な生活や、先輩同僚などの人間関係で、すっかり体調を壊してしまう。そんな最中、突然の人事異動により、今よりもハードなシフトに廻されたため、30歳目前の29歳で退職。まずは休養をとってから次の仕事を探そうとしたA子さんは、スチュワーデスの窮屈な生活から解放された反動か、誘われるたびにパーティーに参加する。元スッチーというキャリアも、ちやほやされる要因に、医者や弁護士だけでなく、テレビ業界など業界人の集まりや、経営者主催のパーティーに引っ張りだこ。生まれて初めてのモテ期だった。多くの高収入男性と知り合ううちに、A子さんはある経営者のホームパーティーに参加。主催者の男性と親しくなって、妊娠する。
相手の男性は誰でも知っている著名な大学出身者で、年収2000万円以上。彼女より一回り年上で、バツイチだった。すでにマンションを購入していたので、彼女はそのまま彼の住まいで生活する。いわばデキ婚。かなり年上で高収入男性、しかも家も車も持っている元独身貴族。彼女は「誰もが羨むセレブ妻」、のはずだった。

 ところが……、

 結婚してから夫から貰う生活費は毎月20万円程度。家賃の負担がないので、一見楽に見えるが、子育て費用も生活費に含まれるため、ぎりぎりで生活しているという。しかも、結婚前は華やかな生活をしてきた夫が、結婚した途端に外食も控えて、平日も夕食を家で食べるようになった、当然食費もかさむ。

 A子さんは個人的に困窮した。化粧品だけでなく、自分が飲むサプリメントや雑貨品まで、貯金を切り崩すほど。「夫は働け、働けと毎日のように言うんです。でも元スチュワーデスというキャリアだけで、子育てをしながら、仕事を探すのは厳しい。スチュワーデスって、つぶしがきかないんですよね」

 “つぶしがきかない”に、悲しい言い訳を感じる。世間でいうセレブ妻なのに、夫が最低の生活費しか入れてくれないからという理由で働くのも、A子さんのプライドが許さないのだろう。子供が3歳過ぎても、A子さんは夫に依存しながら、細々と生計を立てている。仕事をする気力も湧いてこないそうだ。

【バツイチアラサー元アナウンサーB子さんの再婚】

 有名でもない女子大を卒業したB子さんは、メディア媒体とITとの癒合を図る企業に就職。そこで知り合った5歳年上の男性と結婚。彼は仕事人間だった。「好きなことをしていいよ」と、おおらかだったため、B子さんは以前からやってみたかったアナウンサーを目指し、アナウンサー学院に通う。講師のコネで卒業後は、地方局のアナに就職。夫との生活に「面白味がない」と見切りをつけたB子さんは単身身赴任したが、1年で戻り、夫と離婚した。キー局の局アナへの転職が険しいため、B子さんはフリーになって、仕事や飛躍のチャンスを伺っていた。フリー後パーティーなどのお誘いが増え、六本木界隈でしばしば遊ぶ機会が増えた。世間でも有名なセレブ族との交流も深まっていたが、「仕事をしたい」「成長したい」というB子さんの欲求は変わらなかった。そんなある日、一回り上の経営者から好かれ、何度もデートに誘われた。

「この人は、私に好意を持っているとわかってから、決して自分から追いかけるようなことをしなかった。セレブ族と交流前から、男に対して物ほしそうな言動など、一切なし。男からいつも追いかけられるように、美容に気を使い、綺麗にしています。人に見られる職業ですから」

 ファッションも品の良いブランド。しかも必ずフェミニンな雰囲気を保つような演出も工夫している。

「彼のことを知れば知るほど、価値観に共感を覚えるようになりました。尊敬の念も深まりまたね」

 仕事ができる、経済力があるという魅力だけでなく、彼の内面にも惹かれるようになったB子さん。だがライバルもいた。男性を狙っている女性もいたが、B子さんは焦らず「なるようにしかならない」と、毅然とした態度で、彼に追いかけさせた。「自分に自信があってこそ、相手のハートをわしずかみできます」。
そしてついにプロポーズされ、現在、月にお小遣い100万円をもらうセレブ妻だ。ただ、一つだけ、残念なことがとB子さん。結婚した途端に、仕事から干されたのだという。

「金に不自由しないというのは、退屈な日々を耐えること。それならと、私ならではの新しいビジョンを模索しています。もし夫が倒れた時に、私が支えてあげたから」

■セレブ妻の明暗を決める7つの心得

1、セレブ妻になるために大事なことは、まずはセレブとの出会い。出会いの場を求め、交流を持つこと
2、がつがつした様子を決して見せない、舞い上がらない。
3、相手を追いかけない、追いかけさせるようにする
4、お金だけが人生の全てではない。彼の人格や価値観を知ることが大事
5、相手の経済力に依存しないで、自分なりのビジョンを持って生きる
6、セレブ男性は、女性を「尊敬」したいもの。尊敬される女になる!
7、いざとなった時に、夫を支えるという気概を持つ

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撮影・小平尚典

■夏目かをる(なつめ かをる)
コラムニスト、小説家、ルポライター。ワーキングウーマン2万人以上の取材を武器に、恋愛や婚活、結婚のジャンルで精力的に活動。連載恋愛コラム「「夏目かをるのTree of Love~愛のなる樹」、同窓会恋愛ルポなど。難病も克服してテレビ出演も。作家修業の一環として花柳界など夜の世界でバイト経験もある。
夏目かをるHP

※電子書籍発売中!「女子力アップの恋愛極意!~恋愛バイザーが本音伝授」(夏目かをる著)



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