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ドラマ『ぴんとこな』公式サイトより

――顔はその人の本質をあらわし、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の“顔”から、テレビだけではわからない、ホントの姿を検証してもらいます。

 18日にスタートした、Kis-My-Ft2の玉森裕太主演の歌舞伎ドラマ『ぴんとこな』(TBS系)。初回は2時間3分のスペシャル版だったが、少女コミック原作×ジャニーズということで、視聴者が女子に限定されたか平均視聴率は8.7%と振るわなかった。しかし、ドラマを見て玉森裕太という役者に大きな可能性を感じた。その理由を顔相から分析したい。

 「最近、男の若手俳優はパッとしたのがいないな」と思っていたところ、7月の頭に書店でテレビ情報誌を見て、表紙の若手俳優に目がいった。一瞬「誰だろう? この好青年は?」と思ったら、キスマイの玉森で驚いた。それまでは、“典型的な「カッコつけ」の男の子顔”だと思っていたのだが、全然違う顔だったのだ。

 以前は、威圧的な目だったのが、とても穏やかな目になっていた。さらに細かく分析しようと過去の写真と比較してみると、形も変化していて「ツリ目」から「タレ目」になっていた。超上がり眉だった眉も、超のない上がり眉になり、眉間を寄せてカッコつけるのではなく、ニュートラルないい表情をしていると思った。

 眉と目が穏やかになったことで、広い額が醸し出す、知的さ、聡明さのある顔になっていたし、この目と眉の変化は、「我が我が」と自分のことばかりを考えていたのが、グループのメンバーやドラマの共演者との「チームワークを大切に」という意識に変わったに違いない。やっぱり「人間の顔は気持ちで変化する」。玉森の顔がそれを証明してくれた。

 と、大人になった玉森の顔を期待していたのだが、いざ、ドラマを見はじめると、以前のような「ワルぶった子どもじみた顔」だった。スタートからずっと意味もなく怒ったような目をして、「あれ? 以前と変わってないじゃないか……」と。

 それが、玉森演じる河村恭之助が、川島海荷演じる千葉あやめに褒められ、恋に落ちた瞬間、それまでの威圧的な顔がパッと明るい顔になって、テレビ情報誌で見た「いい顔」になった。あの「意味もなく怒った目」は、歌舞伎の御曹司が厳しい親や宿命に反抗する気持ちを演じてきたのだと、ようやくわかった。

 父親であり師匠でもある河村世左衛門(岸谷五朗)に対しては反抗的な顔、ライバルである澤山一弥(中山優馬)と対峙した時は男の顔、そして、実年齢は23歳でありながら、恋する純な男子高校生の顔と、いろんな顔と表情を使いわけていて、本当にいい役者だと思った。

 人はみな、職業や肩書きらしい顔を演じているうちに、それらしい顔になってくる。役者は、「いい役」を演じることでどんどん「いい顔」に変わっていく。今回のように「いい役」を与えられた玉森は、どんどん「いい顔」になっていくだろう。ドラマの最終話では、もっと「いい顔」になっているだろうし、TBSのこの時間帯のドラマ枠は、他局が強くて視聴率で苦戦しているが、第2話以降、視聴率を上げていくに違いない。

 あやめのセリフに「あなたには華がある、必ず歌舞伎界を引っ張っていく人になる」というのがあったが、このドラマをきっかけに「玉森は、必ず芸能界を引っ張っていく人になる」と思っている。

■池袋絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
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