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画像は、公式HPより

 今年3月、10年ぶりにリリースした、30作目のスタジオ・アルバム『ザ・ネクスト・デイ』で、華麗なるカムバックを果たした、鬼才デヴィッド・ボウイ。

 辛口評論家たちも絶賛した同アルバムに収録されている、『ザ・ネクスト・デイ』のミュージックビデオ(以下MV)が、「この上なくヤバイ」と欧米で話題となっている。聖職者たちが淫らな遊びに耽ったり、娼婦の手のひらに聖痕が現れ血が噴出したり、ボウイが神のように描かれているなど、キリスト教徒を刺激するような内容だからだ。米国最大のカトリック団体は、このMVを、「キリスト教を侮辱するものだ」と大激怒。ボウイの独創的なアートを、「猥雑だ」とバッサリ切り捨てた。

66歳の誕生日をむかえた、今年の1月8日。ボウイは、世界中のiTunes Storeで、何の前触れもなく突然に新曲『ホエア・アー・ウィー・ナウ?』の配信と、10年ぶり、30作目のスタジオ・アルバム『ザ・ネクスト・デイ』の予約受付を開始し、音楽ファンを驚かせた。

大手カルチャーサイト「TheRumpus.net」のライターから、「アルバム製作にあたるワーク・フロー・ダイヤグラムを、教えてくれないか」とリクエストされたボウイは、単語42個を記したリストを返送。5月7日にMVが公開され、論議を醸している『ザ・ネクスト・デイ』の歌詞には、リストの中の、「快楽」「アナキスト」「暴力」「冥界」「威嚇」「神殿」「夢魔」「暴君」「神秘化」が関わっていると見られている。

名優ゲイリー・オールドマンが暴君でエロい司祭役、アカデミー女優のマリオン・コティヤールが聖痕が現れる娼婦役、ボウイが歌う中世の修道士役として出演した、『ザ・ネクスト・デイ』MVは、司祭が乞食を殴り倒すという衝撃的なシーンで始まる。司祭は、目をくり抜いた修道女と共に、司祭たちが集まる娼婦宿に入り、司祭は他の司祭たちと軽く挨拶を交わし、マリオンが演じる娼婦を誘い踊る。宿には、自分に鞭を打つ苦行を行っている、オプス・デイのようなキリスト教信者や、ニップレスをつけ踊りまくるアルビノのような娼婦らがおり、不気味な雰囲気をかもし出している。マリオン演じる娼婦と、ゲイリー演じる司祭は、ボウイの熱唱にあわせ、踊りまくり、娼婦は次第にトランス状態に陥り、両手のひらから血が噴出す。司祭に「お前のせいだ!」と指差さしたボウイを、みなが殴りかかり、そのうち、人々がまるで絵のようにフリーズする。最後に、天から光が差し込むミニステージに皆が集まり、両手を広げたボウイが、「ゲイリー、ありがとう。マリオン、ありがとう。みなさん、ありがとう」と言い、鐘の音と共に突然消える。



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