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夜の火葬場

 沖縄県・石垣市内に日本最南端の火葬場がある。この火葬場は、西表島(注1)、竹富島、与那国島など、火葬場のない島から運ばれて来る遺体の処置を一手に引き受けていることで知られているが、都会では考えられないような遺骨の処置方法を採用している。

 火葬場の近くの農場で働いていたことのある加藤栄作さん(38、仮名)は、次のように証言する。

 「あの火葬場では、焼き上がった遺骨を建物の外に出して熱を逃がしているんです。特に夏場は気温が上昇するので、室内では出来なくなるからです。遺骨が乗せられているストレッチャーは2~3時間くらい外に出ていますが、その間、親族や知人は、喪主の自宅で会食をしています。基本的に陰干しなんですが、太陽の位置によっては道路から見えるところに置いてあるので、偶然、通りかかった観光客がビックリしています」

 私が取材した時も、家族が会食している間に、遺体が焼かれ、2時間以上遺骨が外に出たままだった。

 随分とおおらかな慣習だと思うが、石垣市火葬場を管轄している石垣市は、このような処置方法を認めているのだろうか?

注1:西表島北部の祖納には、薪を使って遺体の処置をする火葬場がある。遺言や船が欠航した場合などに使われる。

写真・文=サカイ トオル

【衝撃の写真は次ページより】



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