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こりゃ“出る”ね。画像はWikipediaより

 どうも、オカルト怪談を研究している、吉田悠軌と申します。

 東京の闇をえぐる「悪所シリーズ」第3弾ですが、最近ついにあの場所が注目されてしまいましたね! そう、日本のトップが住むおうち、首相公邸の幽霊騒ぎです。

「安倍首相が公邸に住まないのは、幽霊が出るからではないのですか」就任から5カ月、安部首相がいっこうに公邸に移らないことに対し、民主党・加賀谷健参院議員がそんな質問主意書を提出しました。それを受けて5月24日、幽霊については「承知していない」とする答弁書が閣議決定されたのです。つまり、出るとも出ないとも断言された訳ではないのですが……。幽霊についての閣議決定がなされるなんて、時代がオカルトに追いついてきたなと感慨無量です。

 首相官邸は総理大臣が仕事をする建物ですが、「公邸」は生活のために住む場所です。確かに家族とともに寝起きする家が「幽霊屋敷」として有名だったら、気持ちのいいものではありません。

 ややこしいですが、この首相公邸、昔は総理大臣の官邸&公邸として使われていた建物でした。2002年からは別に建てられた新官邸が使用されるようになり、旧官邸は現在の首相公邸にするため、南に50メートル動かす移築工事が行われました(移築完成は2005年)。つまり現在、公邸として使われている建物は、今の首相官邸よりずっと古い歴史を持っているのですね。

 そのため、この公邸にはいろいろな記憶が刻まれています。1932年「五・一五事件」では犬養毅首相が、1936年「二・二六事件」では岡田啓介首相の義弟たちが射殺されるという血なまぐさい出来事があり、それら犠牲者の幽霊、または二・二六事件で自決・処刑された青年将校たちの霊が出るという怪談話が昔から囁かれていました。

 また、「鍋島の化け猫騒動」という怪談と、この幽霊騒ぎを関連付けているウワサもあります。江戸時代初期、佐賀藩の鍋島家と龍造寺家の間で起きた惨殺事件から、その怨念を引き継いだ化け猫が暴れまわる……というのが「鍋島の化け猫騒動」。この鍋島家のお屋敷があった場所が、現在の首相公邸と同じ土地だったのです。

 もっとも、化け猫が出るというウワサについては、お芝居や講談によって有名になった「創作」色が強いものです。一応、佐賀藩では、人が死ぬような政治的ゴタゴタがあったのは確かですし、無念の死を遂げた幽霊が佐賀城に出没したというウワサが流れたこともあります。ただ、幽霊にしろ化け猫にしろ、それが出たのは佐賀でのお話。東京の屋敷とは関係がありませんし、そもそも鍋島家が敷地を買い取ったのは明治3年のこと。江戸時代初期の「化け猫騒動」を首相公邸の幽霊と結びつけるのは、ちょっとコジツケが過ぎそうです。



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