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噴火しない、ということはないのか……

富士山噴火で日本中が大混乱?

 世界文化遺産登録が確実となった富士山だが、それとは別に話題になっているのが、富士山の噴火だ。

 内閣府の火山防災に関する検討会は16日、広域避難計画を作成すべきなどの内容を盛り込んだ提言を発表した。対象となる全国47ヶ所の活火山の中には、富士山も含まれている。過去の災害記録から、東日本大震災を契機に火山活動が活発化している恐れがあるというのだ。検討会が、富士山などの活火山が活発化する恐れがある根拠として挙げているのは、大地震と噴火が集中した9世紀と18世紀だ。

 9世紀の貞観地震(M8.4)が起きた状況が、現在日本の各地で起きている地震の状態と似ていることが話題になっているが、この貞観地震の5年前に富士山が噴火している点は今と違うところだ。

 また、18世紀の宝永大噴火の際にも、49日後にM8.4の宝永東海地震(南海トラフ3連動)が発生している。内閣府の火山防災対策検討会の座長を務める藤井敏嗣・東大名誉教は「過去をみると巨大地震の後、それに誘発されたと考えられる噴火が必ず起きている」と発言。各地で巨大地震が発生している今、富士山の噴火もあり得ると警告する。

 琉球大学名誉教授の木村政昭氏は、2011年±4年、つまり現在から2015年までに富士山が噴火すると予測。これまで新潟県中越地震、阪神・淡路大震災、東日本大震災を予測していたことで知られるだけあって、説得力がある。

 では、富士山が噴火すると、どんな被害が出るのだろうか。

富士山噴火被害予想

内閣府の検討会の被害想定と『週刊現代』(2012年9月1日号)(講談社)の記事「3年で富士山 は噴火するそのときに備えたほうがいい」などを参考に、以下に被害想定をまとめてみる。

■数ヶ月間、溶岩が流れ、日本は東西に分断する

 富士山が噴火すると、まず溶岩による被害が発生する。貞観大噴火の時には、900度を越える溶岩が数か月間流れ続けたという。この規模の溶岩流が発生すれば、富士山の南の東名高速や東海道新幹線も飲み込まれる。日本が東西に分断され経済活動に大打撃が出るという最悪のシナリオだ。

■10万人以上の被害者が出る

 2900年前の噴火では、現在の御殿場や三島まで土砂や岩石が流れたが、そうなると10万人単位の被害が想定される。

■車の移動が不可能になる

富士山噴火の被害でもっと怖いのが、火山灰によるものだ。内閣府の検討会によると、富士山の噴火によって火山灰がわずか数センチ降り積もっただけで、車の移動が困難となるという。火山灰は雪よりも重く、頑丈な建物が押しつぶされることもある。



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