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画像は「あまちゃん」公式サイトより

 どうも、オカルト怪談を研究している、吉田悠軌です。

 NHK連続テレビ小説『あまちゃん』、大人気らしいですね。僕はまだ観ていないのですが、岩手県久慈市にて能年玲奈が海女さんとしてやっていく話、というのは耳に届いております。能年玲奈に橋本愛、まさに旬の少女二人が頑張っているドラマですので、皆が応援したくなる気持ちはよく分かります。特に橋本愛については今ちょっとしたスキャンダルが持ち上がってますので、心配されている方々も多いことでしょう。

 でも、オカルト好きな僕としては、橋本さんよりもずっと、能年さんの方が心配なんです。「海女さんやってる!? じゃあ妖怪に殺されちゃうかもしれないじゃん!」と……。

 ちょっと頭がおかしいんじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、理由のないことではありません。海女さんにまつわる怖い怪談は色々とあるのです。

■微笑まれると死ぬ「トモカズキ」

 その代表的なものは「トモカズキ」でしょう。三重県志摩半島では、雨が降りそうな曇り日に海に入ると、トモカズキに遭うとされています。しかしある時、“小かん”という海女さんが、曇り空のなか一人でアワビ獲りに出たのです。いつも漁場にする岩に船をつけ、海に潜っていった小かん。

 そこで彼女は、妙なものを見つけました。自分と同じような見た目の海女さんが1人、こちらに背を向けてアワビを獲っているのです。当時の海女さんは、頭に鉢巻き、体には腰布一つという格好をしていました。

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画像はWikipediaより。
セーマンドーマン

 ただおかしいのは、そこに描かれているはずのセーマンドーマン(五芒星と九字格子の文様)という魔除けのまじないがありません。さらに、その足から先は霞むようにして見えなくなっているのです。

「しまった、これはトモカズキだ」

 小かんが驚くと、女はくるりと振り返り、アワビを差し出すようにして、すうっとこちらに近寄ってきます。「トモカズキ」にアワビを差し出されたら、両手を後ろにまわせ」そう母親に教わっていた小かんが手を動かそうとした途端。

 ふわっ、と蚊帳のようなものがまとわりつき、体が動かなくなりました。

 もう呼吸も限界に近付く中、どんどんと女は近付いてきます。無我夢中の小かんは、持っていたノミを振り回し、蚊帳のようなものを切り裂きました。そして必死に浮かび上がって、なんとか海上に出たのです。

 慌てて村に帰った小かんがこの怪体験を報告したため、しばらくの間、誰も海に出なくなりました。そしてある村人は「トモカズキが笑ってこなくてよかった。もしトモカズキに、にこっと笑いかけられたら、お前の命はなかっただろう」と、小かんに告げたということです。
(松谷みよ子『現代民話考3』(筑摩書房)より)

 これと似たような話は、日本各地で収集されています。柳田國男・編『海村生活の研究』(日本民俗学会 )の中、大藤時彦「海の怪異」から、海女さんが妖怪と出遭った例を拾ってみましょう。



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