■大宴会に起きた戦慄の怪奇

 ネブカドネザル王が死に、息子のベルシャザルがバビロンを治めていた頃。宮廷内は毎晩のようにただれきった乱交パーティーが行われ、身体の不自由な人たちをかき集めてはなぶり殺しにしたり、あざ笑ったりしていた。また、女奴隷の美女を裸にして殺す「人間狩り」を行った。人々の心は乱れ、ごちそうを食い荒らし、考えることをやめて低俗な芝居を見て笑い転げていた……。そう、バビロンは「拝金主義」「性の乱れ」「モラルの低下」など虚飾にまみれた国家の象徴となったのである。

 そのような堕落の限りを尽くしたバビロンで、ある日ベルシャザル王は配下の大臣やその愛人たちなどと一緒に盛大な酒宴を思いつき、「ベルシャザルの1000人宴会」を開いた。

 ありとあらゆる美酒や料理が並べられ、それを飲み食いしながら淫らなショーを楽しみ、やがて大勢の男女が入り乱れて大乱交が始まったその瞬間……。

 突然、空中に白い手だけがスーッと現れて指で壁に血文字を描いた。宴会中の者はそれを見た瞬間、恐怖のあまり全員凍りついたという。

 やがて、壁に描かれた謎の文字の意味をダニエルが解くことになる。ダニエルは恐怖で震えるベルシャザルを見ながら、氷のような微笑みを浮かべて静かに答えた。

「現れた手は、バビロンに下された裁きの手です。文字は“メネメネ・テケル・ウパルシン”。メネメネは「数える」の意。神があなたの悪業を数えた。テケルは「測る」の意。神があなたの中身を測ったところ人間としての量が足りなかった。ウパルシンは「分ける」の意。この都もあなたも滅ぼされ分割されてしまうだろう。つまり神からの終わりの宣告です」

“メネメネ・テケル・ウパルシン”は、ユダヤ密教カバラによれば強力な呪いの言葉で、呪いたい相手に対し、「メネメネ・テケル・ウパルシン」と7回唱えればいい。古代ヘブライ語の発音で唱えると一番効き目があるそうだ。ただ、相手が100%悪い時であれば、呪いによって確実に相手を滅ぼすことができる。だが、こちらにも非がある場合は呪いが降り掛かってくる。いずれにせよ、呪いはリスクが伴うものなのだ。)

 ダニエルの予言通り、その夜のうちにバビロンはペルシャに滅ぼされ、ベルシャザルも殺害されたのである……。

■人類滅亡……それは2017年!?

 このように、不思議な力を持つダニエルが人類の未来に関わる預言をしているが、その内容は以下の通りである。

「……エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシアなるひとりの君が来るまで、7週と62週あることを知り、かつ悟りなさい。その間に、しかも不安な時代に、エルサレムは広場と街路とをもって、建て直されるでしょう……」

 1948年5月15日は、世界中に散らばっていたユダヤ人が中東にある大昔の祖国に帰って来たイスラエル建国の日。

 メシアが来るまで7週と62週、つまり「69週」があるとなっている。ユダヤ密教では「神の1週間を1年」と象徴することがある。すると、週を年と換算すれば、69年ということになる。

 つまり、エルサレムの回復(イスラエル建国)1948年5月15日+69年=2017年5月15日とは考えられないだろうか。

 メシア(救世主)は「終わりの日」から救うために来るのだから、そのとき同時に、何か人類に破局的なできごとが起こる可能性があるのでは……という解釈がある。

 人類は神から“メネメネ・テケル・ウパルシン”と最終宣告を受ける日が近づいているのかもしれない。
(白神じゅりこ)



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