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ポーズを決めてくれたホラー映画の巨匠、中田監督。何となく怖い!

 ホラー映画の名匠・中田秀夫監督の最新作『クロユリ団地』が5月18日(土)に公開されるのに先立ち、中田監督に心霊現象や恐怖について、インタビューした。

――ホラー映画をいくつも撮ってきた監督にお聞きしますが、「人に恐怖を与える」ために気をつけてることはありますか?

中田監督(以下、中田) 自分がこだわっているのが「血の色」です。机の上とか、じゅうたんの上とか場所によって血の色というのは変わる。それに大量の血を見た人というのは、実はそんなにはいない。

 健康的な人の血は鮮血かもしれないけど、僕のように不健康な人間はどす黒かったりする血かもしれない(笑)。血の色というのは本当に難しくて、正解というのはないんですね。特にフィルムだと見た目と色が変わったりしますし。

 本物の血を使うわけにはいかないので、色の付け方には苦労しますね。あと、自分が「これは本物の血じゃないな」と思って撮っていると、お客さんにもそれが伝わっちゃうと思うんですね。大量の血だったりすると自分も冷めちゃったりするんだけど、自分が冷めてたら、絶対に見ている側も信じてくれない。だから、目の前にあるのは本当の血だと信じて撮るようにしています。

――『リング』にも今回の『クロユリ団地』にも、重要な役柄として子どもが登場しますが、監督にとって子どもは恐怖のアイコンなんでしょうか?

中田 まず、撮影するには幼稚園か小学生1年生ぐらいの子どもがいいかなと思っています。それ以下だと、撮影中のハンドリングが難しくなってしまいますからね。

『リング』に出た子は胎内記憶があるらしいんですが、5~6歳の子どもというのは「無」の世界から生まれ出てまだ5~6年ですよね。胎内に宿る前の時代を仮に「あの世」と呼ぶとすると、子どもは大人よりもあの世との親和力が高い。お年寄りもあの世に近い存在ですよね。

  現実の生活にまみれている大人たちに比べて、お年寄りと子どもは自由で、あの世に近い存在なので、心霊物には親和性があると思っています。

――『リング』での、あのグニャっと曲がった心霊写真が非常に怖かったんですが、心霊写真を描くときにこだわっていることはありますか?

中田  映画『悪魔の棲む家』で不動産屋が持ってきた写真が怖かったとか、あと、白い布を被ってどこかを指差している男はつのだじろうさんが描かれた「恐怖新聞」の中の集合写真とか、山岸凉子さんの作品など、いろいろなところからインスパイアされて、あの心霊写真を作っていったんですね。

  今回も「クロユリ団地~序章~」(TBS、MBS他で放送中の映画『クロユリ団地』のスピンオフドラマ)で心霊写真的なシーンのために人の手を作ったんですが、これだけデジタルの時代になると、アナログで作っても、「どうせ加工でしょ」と言われちゃうのは残念ですね。



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