――誰もが知っている有名どころばかりがパワースポットじゃない! 身近で意外な場所にも、神聖なパワーがあふれているんです。それは、ヒーラーや占い師などが顧客にだけ教えている秘密の場所。そんなパワースポットをこっそりご紹介します。

 今回訪れたパワースポットは、東京都千代田区九段北の築土神社にあるそう。靖国神社よりも少し神保町寄りの場所ですが、神社なんてあったかな……と不思議に思いながら、九段下の改札を出て、スピリチュアル・レダさんと待ち合わせをしました。

 スターバックスのある出口からエレベーターで地上に出てまっすぐ進むと、靖国神社の大鳥居の前に出ます。エレベーターを出て、ほどなく右側に道があることに気づきました。少し進むと、社殿の裏側らしきものが見えてきます。

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社殿の裏側。よほど地元の人でないと、気がつかないかもしれません

 神社の裏側から表に向かうと、サラリーマン風の人たちとすれ違いました。どうやら、駅からの抜け道として使われているようです。表側に回ると、ようやく位置関係がわかりました。中坂という急勾配の途中に鳥居があります。しかもこの神社、ビルと一体になっている感じです。

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都市の中心部にあるせいか、神社も都会的

 レダさんに、「この神社って前からここにあったんですか?」と尋ねると、「平将門の首が津久戸の観音堂に祀られたことがきっかけとなっているので、1000年以上の歴史があります。その後、太田道灌が祀られたりと、頻繁に遷座を繰り返しています。九段の中でも何度か場所が変わっているので、この場所にビルとともに建築されたのは1990年のことらしいですよ」とのこと。

 なるほど、納得の新しさです。本殿にお参りしたあと、力石のある場所に案内してもらいました。

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現在は敷地内にある、世継神社境内横にあります

 この力石は、元飯田町の氏子によって奉納されたそう。江戸時代の若者が、持ち上げて力比べをしていた石だそうです。左側が約198kg、右側が約112kgとか。薄暗い場所にあるせいか、なんとなく近寄りがたい気もします。

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やや薄暗いところにある力石

「そんなことはないですよ。若者たちが力比べに用いていたくらいですから、本来はそれほど丁寧に扱われていたわけでもないようですね。ただ、石に対する信仰というのは古来からありましたから、単なる重たい石ではダメだったはず。そういう意味で、この力石は徐々に聖なる存在感が増していったように感じます。現在でも病除けや健康のシンボルとみなされていますが、力石のパワーはそれだけにとどまりません。進路に迷っている人や新しい生き方を選ぼうとしている人に、勇気と幸運を授けてくれるんです」(レダさん)

 人生の節目を迎える人にとっては、もってこいのパワースポットというわけですね。そう思ってあらためて見てみると、力石がつやつやと輝いているようにも見えます。

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表面がつるつると美しいですね

「個人的には、生命力を活性化させてくれるように感じるので、美容や娯楽系にも、いいパワーを注いでくれるのではと思います」(同)

 江戸の若者たちが力自慢をした2つの石は今、持ち上げられる代わりに存在感とパワーを放っているように思えました。あまりかしこまらずに、いにしえのパワーを浴びに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
(恐ミオ)



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