『1日で巡るお遍路さんin丸の内』(4月18日~4月25日)が、東京・丸の内で開催中! ということで、さっそく巡って来ましたよ。なんでも、四国八十八カ所霊場の本尊が88体そろって四国を離れるのは77年ぶりだそう。本来「お遍路さん」とは、四国に点在する「札所」(お遍路で巡る88カ所のお寺のこと)を自分の足で歩いて巡ること。およそ1,300kmの道のりは、10日以上はかかってしまいます。『1日で巡るお遍路さんin丸の内』のパンフレットによると、約40分でお遍路が終わるらしいですが……こんなラク行脚で、果たしてご利益はあるのでしょうか?

 さっそく会場に入ってみると、時間予約をしたにもかかわらず、すでに行列! きちんと並んで入場の順番を待ちます。

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見たところほとんどが60歳アッパー

 平日の昼間ということで、60歳以上が90%という感じでした。順番を待っている間は、なかなかのナイスガイ、いや係のお坊さんが素朴な疑問に答えてくれます。

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笑顔がステキな上、とても親切

 お遍路さんというと、白衣(はくえ)を着て、菅笠(すががさ)をかぶり、杖を持ち……という姿が必須と思いがちですが、そんなことはなく、最近はジーンズ姿のお遍路さんも多く、数珠と白衣だけあれば十分だとも。

 お話によると、四国へお遍路さんに行く人は、お年寄りはもちろん、会社を辞めたばかりの元サラリーマンがなどさまざまですが、皆、88カ所を周っているうちに、無心になるのだそう。カシハラの中では、お遍路というと菅直人元首相。お遍路で禊を果たそうとしたニュースの印象が強いです。普通、お遍路は願いを決めて、願かけとして88ケ所を周るのに。

 入り口が近づいてくると、お坊さんから塗香(ずこう)を渡されます。それを不浄の手とされている左手で受け取り、両手でこすりあわせ、胸の前で手を組みます。そうすることで汚れを払い、準備はOK! 88カ所もあるとお賽銭の用意も大変ですが、入り口でお賽銭代わりになるお札を1,000円で購入できます。もちろん買わなくても大丈夫ですが、お数珠も持たずに来てしまったので、せめてこれくらいは買わせていただきます……。

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一枚ずつはがして使います

 仏像の前に敷かれている砂を踏んでから、お参り開始です。会場はたくさん人がいるわりには、人気パワースポットにあるような邪気を感じません。仏像の横には、いわゆるマントラにあたる真言が書かれているので、それを読んでから次に次にと仏像と対面します。後が待っているので、どんどんお参りをすませないと、人が詰まってしまうのです。さすが『1日で巡るお遍路さん』。巡るほうもスピードが大切、のんびりはできません。

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やっぱり60代のほうがお遍路には似合う気が……

 札を捧げて願いごとを言い、真言を唱えて……と繰り返して行くうちに、不思議な感覚が訪れました。最初は「こんなのでいいの?」と思っていたのですが、20カ所ぐらいお参りしたあたりからでしょうか、一心不乱に同じことを繰り返しているうちに、頭がほかのことを考えなくなってきました。しかも、初めは自分の願望を唱えていたのに、そのうちに世の中の平安を付け足す自分に気づきました……。これがお坊さんの行っていた、お遍路さんの無の境地?

 会場が混んでいたため、40分でお遍路終了とはならず、待ち時間も含めるとすでに2時間弱。足もかなり疲れてきていましたが、無心で祈り続け、お遍路さんの境地に近づいたところで、やっと88カ所終了! ドアを出ると、「おめでとうございます!」とお坊さんが近寄ってきて、終了証である「結願之証(けちがんのしょう)」を渡されました。これはかなりうれしい!!

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結願之証の隣には、お遍路限定お守りも販売

 それにしても本尊が88体がそろって東京・丸の内に集まったのはいいけれど、本家の四国にはその間ご本尊はないってことなのでは? と疑問に思ったのですが、「出開帳(でかいちょう)」のための仏像だそうで、本来のご本尊はちゃんと四国にあるとか。それでも東京に来るのは初めてという、ホントめったにない大イベントなんです! ぜひ一度、無の境地に近づく感覚を味わってみて。

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東京MXテレビの『5時に夢中!』も取材に来てました
(カシハラ@姐御)





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