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左:長尾謙一郎氏、右:大橋裕之氏
 オカルトって、そもそもなんなんだろうか? 心霊現象や不思議体験という人もいるだろうし、いかがわしい、証明のしようもない陰謀説のようなものをあらわす呼称でもある。「スピリチュアルなものには興味ない」と公言しつつも、なんだか説明がつかないことを真っ正面から探求し、マンガへと昇華させてきた漫画家・長尾謙一郎さんと、日常に落ちている不思議なできごとを素直に受け止め、ありのままを表現する漫画家・大橋裕之さん。公私ともになぜだか不思議と縁があるというお2人に、互いのオカルト観について話し合ってもらった。


——今日はお2人の作品が生まれた源となるお話や、オカルトなできごとをお伺いしたいなと思っています。

長尾謙一郎(以下、長尾) オカルト~? まずは、難しい話からいくかい?

大橋裕之(以下、大橋) 俺難しい話、全然わかんないっすよ……。

長尾 オカルトって“隠された”っていう意味なの、知ってるかい?

大橋 へぇ~、そうなんっスか。

長尾 そうそう。でも今の日本だと、UFOとかUMAとかさ、ああいうもんを指すことが多いけど、本当の意味のオカルトって、太古からあるわけで、原始人の部族の中で人がひとり死んだとき、「どうして起き上がらないんだろう?」っていう疑問、こっからじゃないかな、オカルトの始まりって。俺はUFOとかは、あんまり興味ない。

大橋 でも長尾さん、「UFO見た」って言ってたじゃないですか。

長尾 見てない! 

大橋 エッ、アレ? 

長尾 忘れた! 

大橋 でも大学時代に見たって!

長尾 覚えてないよ、そんなの!(笑)

大橋 え、なんかチャリンコで……いま、隠そうとしてます?

長尾 オカルト(笑)。いや、前は興味あったんだけど、どうでもよくなっちゃったんだねぇ、そういうこと。体験したことってさぁ、主観にすぎないから、夢みたいな話を「現実なんです」って言ったって、それが現実か夢か証明できるわけじゃないからねぇ。

大橋 はい。

長尾 日本のスピリチュアルにしてもオカルトにしても、すごく弱い感じがするんだよね。そういうものに傾倒する人っていうのはさ、本来の魂の探求とか、ドラッグカルチャーの頃とは違って、オーラとか前世がどうのこうのとか言うじゃないですか。ああいうのはね、簡単にいうと、現実の自分に満足できない人たちが、それを慰めるために信じてるようなものでしょ。俺からすると、そういうもんにウットリする時間があったら、今を夢中になって生きろって思う。そういう理性の慰めのようなオカルトスピリチュアルには興味がない。でも、本質的な意味のオカルト、探求の部分は面白いと思うけどね。オカルトって探ってくと、日本だと密教伝来、空海の頃が始まりなんだよね。なんだかよくわからないもの持ち帰ってきて、政治的に利用できたからかなんだか知らないんだけど、空海が何を言ってるかって、誰もいまだにわからないらしいのね。

大橋 伝記で読んだことあります。



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