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脳の謎はまだほとんど解明されていない

 去る4月4日、米科学誌『サイエンス』(電子版)に、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)などの研究グループが、睡眠中のヒトの脳の活動を計測し、見ている夢の内容を解読することに世界で初めて成功した、という内容の論文が掲載された。

『サイエンス』によると、京都にあるATR脳科学研究所の神谷之康室長(神経科学)のチームが、27~39歳の男性3人を被験者として、脳波計で睡眠状態を計測。同時に、脳神経活動の様子を画像化するfMRI(機能的磁気共鳴画像化装置)を使って、脳活動の変化を測定した。

 この実験によって、自分が見た夢の内容が、コンピュータによって読み取られ、「解釈」される日も遠くないかもしれない。

■実験の工程

1、まず、夢を見ている状態の脳波が出た時に被験者を起こし、夢の内容を話してもらうことを繰り返す。

2、夢の内容を、「本」や「車」といった、物体や風景など計60項目の言葉に分類。

3、脳が活動している部位と、夢の項目との関係をデータベース化。

4、データベースを基に、被験者がどのような夢を見ていたかを、外部の人間が当てる

 実験の結果、「本」「車」「公園」「女性」などの15項目については、70%以上の確率で的中させることができたそうだ。 

 この方法を用いれば、夢だけでなく、「想像」「幻覚」の解読などでも応用が期待されるという。神谷室長は、「今後はより精度の高い方法で実験し、夢の映像化が可能かどうか検証したい」と、意欲的だ。

■予知夢の存在が明らかになる日も近い!?

 夢分析といえば、代表する2人の学者がいる。精神分析学の創始者だったフロイトと、その弟子であるユングだ。しかし、フロイトが、「夢とは人間の抑圧された願望を無意識の世界で充足するためのものだ」と科学的に説いたのに対し、ユングは、「夢は個人的・集合的無意識からの、意味のあるメッセージ」であり、未来に起きる可能性を示唆する「予知夢」などの存在もあると解釈したことで、対立。未だに議論の対象になっている。

 しかし、この実験が順調に発展することで、予知夢というものが本当にあるのかどうか。また、予知夢を見ると謳っている予言者が、本当にそのような夢を見たのか、より明確になる日は近いだろう。

 また、想像や幻覚の解読にも応用できるということから、霊媒師が「単なる想像」を言っているだけなのか、それとも「高次元からのビジョン」を見ているのかがわかるようになるかもしれない。そうすれば、実際は何も見えていない「インチキ霊能者」は、淘汰されることになるだろう。

 このようなシステムが実用化されることにより、霊的世界と科学的領域とが歩み寄りをみせるようになるのではないか。夢や幻覚が、霊的世界と現実世界の「架け橋」となることに期待したい。

■百瀬直也(ももせなおや)
 スピ・超常現象研究家。10代でスピ世界に目覚め、内外の聖地巡礼を続ける。シャーマニズム、古代史、民俗学、地震予知、占星学なども研究。各種カウンセリングも行う。特技はダウジングによる地震予知。著書は『ヴィア・ドロローサ~イエスが歩いた悲しみの道』『大地震の前兆集~生き残るための必須知識』シリーズ (Amazon Kindle本)など。Twitterは@noya_momose。
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