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ヒトラーが独裁政治を行っていたナチス・ドイツ時代。150万人以上が犠牲になったアウシュビッツ強制収容所に「死の天使」と恐れられていた医師がいた。2010年に公開された『ムカデ人間』のハイター博士のモデルにもなった人物だ。
彼の名はヨーゼフ・メンゲレ。
彼をよく知る人物は「ハンサムでエレガント。その微笑みは魅惑的でとても優しかった……」と評しているが、メンゲレは、アウシュビッツ強制収容所において、自身の狂った研究欲を満たすために、残忍で苦痛に満ちた人体実験を繰り返していた。
メンゲレとは、どのような人物だったのだろうか?
■ヨーゼフ・メンゲレとヒトラーの出会い
ヨーゼフ・メンゲレは1911年、ドイツの南部ギュンツブルクに生まれた。父親は農業機械の製造業を経営しており、裕福な家庭に育った。やがて、ヒトラーが登場すると、メンゲレ一家はヒトラーを崇拝するようになっていき、農業支援の政策を打ち出したヒトラーを、農業機械を扱うメンゲレの父親が支持することは当然の成り行きだった。そして、メンゲレ自身も、自然とヒトラーの思想の影響を受けるようになっていく……。
メンゲレは、医学研究の道を志し、大学で人類学と遺伝学を専攻。そして、ヨーロッパでも有名な遺伝学者のフェアシュアー博士の助手になった。フェアシュアー博士とは、ヒトラーの人種理論の熱烈な信者であり、「優越人種・超人」を作りあげることに取り憑かれていた人物。
ヒトラーによれば、アーリア人(ドイツ人)こそが世界最高の優れた民族で、それ以外はすべて劣等人種に属する。なかでも、ユダヤ人は最も劣った民族とし、抹殺を唱えるとともに、人種民族差別を正当化する政策を推し進めていた。
当時のナチスの思想では、「容姿」「知能」「身体能力」に優れた者こそがアーリア人(ドイツ人)とされていた。また、アーリア人の中でも、ナチスから劣っていると見なされると強制的に医師による不妊手術が施された。
強い者や健康的な者しかいらないとされるナチスの社会にとって、身体障害者や精神病患者、遺伝的欠陥を持っている者などは「劣等民族」と見なし社会のゴミとされ、積極的に「断種」されたのだった。
また、強制収容所では、医師による不妊実験も行われており、男性の睾丸や女性の卵巣に、X線を照射し生殖能力を奪ったり、ホルマリン溶液を子宮に注射して卵管を癒着させたりしたのだった。
やがて、「断種」は「安楽死」へとエスカレートしていく。
「T4作戦」というナチスの安楽死プログラムでは、障害者や難病患者は「生きるに値しない命」として、「灰色のバス」に乗せられて安楽死センターへと強制移送。ガスや毒物、あるいは飢餓により殺害された。奪われた命は、約7万人、それ以上とも言われている。
そして、「断種」から「安楽死」へというナチスの政策を実行した医師たちは、強制収容所で「大量虐殺」の加担をすることになっていく……。
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