――誰もが知っている有名どころばかりがパワースポットじゃない! 身近で意外な場所にも、神聖なパワーがあふれているんです。それは、ヒーラーや占い師などが顧客にだけ教えている秘密の場所。そんなパワースポットを、こっそりご紹介します。

 今回のパワースポットは、埼京線の南与野駅から徒歩7~8分の「与野の大カヤ」です。南与野駅はずいぶん昔に埼玉大学に行ったとき以来なので、土地勘がまったくありません。463号線を横切ると、もう住宅地の中。住宅街の道路にはかなり控えめな「かやの木通り」の文字が……これを頼りに、目的の場所を目指しました。

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「与野の大カヤ」にちなんで名付けられたのでしょうか?
とはいえ、かなり控えめな看板です

 目的の与野の大カヤは、妙行寺の金毘羅堂境内の中にあります。なんと樹高は21.5メートル! 推定樹齢は約1千年。ちょうど1千年前を1013年とすると、日本は長和2年です。長和5年に藤原道長が摂政になったので、鎌倉幕府が開かれるだいぶ前ですね……。歴史の重みにクラクラしてしまいます。

 そこへ、霊能力者の立花あおいさんが到着しました。開口一番、「うーん、パワースポットとしては変わってますね」と首をひねる立花さん。なんだか不安に駆られます。

「いえ、パワーがないわけではありませんよ。ただ、この巨木は樹齢1千年だけあって、相当マイペースな感じなんですよ。人間でいえば“超おじいちゃん”なので、何か聞いたり頼りにしたいと思っても、まともな返事はかえってこない(笑)。我関せずといった風情があるんです」

 それでは、ここに来ても意味はないんじゃないでしょうか?

「それがまた不思議なもので、パワーを授かりたいといった人にはまったく関心がないみたいですけど、弱っている人がここで休息すると、パワーを送ってくれるんです。とことんまでマイナスのエネルギーに対しては、それを自然に埋めて、補充してくれようとする作用があるんです。強い怒りや誰かへの恨みがあってつらいという人には、精神的に浄化してくれると思います」(立花さん)

 なるほど、弱い部分をサポートしてくれる力があるんですね。

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樹高21メートル以上の巨木です

「そうなんです。野心的な人や意欲的な人には、あまり作用しないかもしれないので、万人にはススメにくいパワースポットですね。ただ、この大カヤの木の生命力は、やはりすごい。柵があるので幹に直接触れることはできませんが、枝や葉っぱには勢いがあります。大カヤの樹木には特に意思があるわけではないのですが、生命力が流れ出ているため、私たちを癒やしてくれるんです」(同)

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生命力がほとばしる枝先。勢いがあります

 少し早い春の日差しの中、気がつくと金毘羅堂で近所の方でしょうか、熱心にお祈りしている姿が……。お祈り後、この方は、柵の周りをゆっくり一周してから帰っていきました。

「1千年もの間、生き延びてきたこと自体が奇跡に近いと思います。柵の外からでいいので、木に向かって手を差し伸べて、生命力を受けてみてください。今はあまり認知されていませんけど、これからパワースポットとして、もっと洗練された場所になっていくと思いますよ」(同)

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こんなふうに手をかざして、流れ出る生命力を受け取りましょう

 ご近所の人にならって、大カヤの周りをゆっくり歩いてみました。筆者には「超おじいちゃんっぽい」とは思えませんでしたが、下から見上げてみると幹に大きなウロがあったり、枝の一部が腐りかけていたりと、1千年なりの年輪を感じました。それと同時に、まだまだもっと伸びようとする枝先の力強さも見てとれました。マイナスエネルギーを埋めてくれる、マイルドなパワーというのも悪くないかもしれません。
(恐ミオ)



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