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当方、転落してしまいました

――延べ2万人のワーキングウーマン恋愛を調査してきた、恋愛コラムニストの夏目かをるが、これまで取材したエピソードを基に、あなたの深層心理に潜む、「○○に溺れてしまう」要素を指摘! 恋愛と生き方を指南します。

 女の心の闇が持つ「嫉妬」「コンプレックス」が、肉体を傷つけるほどの変態プレイに陥る布石となる場合があるということをご存じだろうか。知らず知らずのうちに、ドツボにはまっていくその過程を、Aさんの体験を基に、紹介しよう。

■生まれた時から親から受けた“劣等”の烙印が、自信喪失のきっかけ

 Aさん(28)は短大を卒業して大手商社に入社。営業補佐に就いているが、従姉妹から、「まぐれで就職したのよね」と言われたことで、自信をなくしたという。

 この従姉妹は、有名女子大出身、卒業後は人気企業に就職し、慶応大卒のイケメンと婚約し、Aさんは普段から彼女に並々ならぬコンプレックスを抱いていた。そんな従姉妹に「まぐれ就職」と直言されたことで、心をえぐられたのだ。さらに、Aさんは、小さい頃から母親から「どうしてあなたはこんなこともできないの」と、優秀な兄と比較され、決して温かく包み込んでくれなかったのだという。

 やっと獲得した「大手会社就職」。なのに、従姉妹の一言で、母親や周囲からも「まぐれ就職」と見なされたAさんは、深く傷つき、自分や世間を呪うようになった。

■他人にコンプレックスを見抜かれたことが、転落へのきっかけ

 そんなある日、会社帰りに、偶然高校時代の同級生の女友達に会った。利発だった彼女は、高校卒業後、有名私立に入学。大学卒業後は、てっきりキャリアウーマンとして頑張っていると信じていたのだが、今は会社を辞め、軽作業の派遣で働いているらしい。「頭をからっぽにして、体を動かすだけで日給をもらえる。楽よ」と話す女友達。さらに彼女は、1年前に離婚してから、生き方が変わったとぽそりと呟いた。24歳で結婚、3年で破局した理由を聞いても、かたくなに口を閉ざした。

「それよりも、気晴らしに飲みましょう。週2~3回、夜はバーで働いているの。これから出勤なんだけど、友達料金でお安くしておくわ」

 Aさんの「憂さ晴らしをしたい」という本能を読み取ったかのような同級生の軽快な誘いに、Aさんは「ちょっとだけなら」と、ついて行った。しかし、これがAさんの転落の始まりだった。



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