全国各地にいろんなパワースポットがありますが、注目されて有名になるきっかけはさまざまです。中でも一番多いのが、有名人の発言。誰かがどこに行って願いがかなったと聞けば、急に参拝者が増える傾向があります。

 特に、発言の影響力を持っているのは「スピリチュアル」という言葉を世に広めた、スピリチュアルカウンセラー・江原啓之氏。最近はテレビでの活動が減りましたが、その影響力は健在です。

 さて、その江原氏が数年前にテレビ番組で強力なパワースポットとして紹介して、注目度が高まったのが奈良県桜井市にある大神神社です。日本で5本の指に入るという場所だそうです。

 私も前から気にはなっていたのですが、参拝に結構時間がかかると聞いていて腰が思いなぁと思っていましたが、先日、何かに呼ばれるように行ってみたくなり足を運びました。

 この三輪大社は大神神社とも呼ばれ、ご祭神は「大物主大神(おおものぬしのおおかみ)」。
国造りの神様とされる大物主大神は、「世の中の幸福を増進することを計られた人間生活の守護神」とされていて、摂社の檜原神社では、天照御大神を宮中の外に祀った「元伊勢」だとされ、古事記や日本書記でも出雲の大国主命の子孫である説や、国造りの際に現れ助言した神ともされ、伊勢神宮や出雲大社との縁も深いのがわかります。

 JR三輪駅を降りて、歩いて10分ほど行くと大迫力の大鳥居があります。(駅からはちょっと遠回りになりますが、この迫力は体験するべき!)

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大きな鳥居

 そこから参道となる道をまっすぐ歩き、拝殿に向かいます。

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広い参道

 その拝殿の前に大きく佇む杉の木は「巳の神杉(みのかみすぎ)」と呼ばれ、根に巳(蛇)が棲んでいるとされ、好物の卵や酒などがお供えされているのを見ると、蛇が三輪の神の化身として、信仰されているのが窺えます。さて、立派な拝殿に参拝して、これで満足してしまいそうですが、
ここで終わるわけにはいきません。

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お酒などのお供え物

 そこから歩いて5分くらいの場所にある「狭井神社(さいじんじゃ)」に向かいます。この狭井神社には、大神の荒魂をお祀りしていて、ここから湧き出る神水は病気を治すと評判で、薬井戸では、水を飲んだり汲んで帰る人の姿がありました。コップが置いてあって除菌もしてくれていますが、私はマイペットボトルを持参。しっかり頂戴しました。

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■江原氏が推す、三輪山へ!

 この狭井神社の中に、ご神体でもある三輪山への登拝口があります。実は、事前にHPでも調べたのですが登拝口などの情報が記載されておらず、いろんな聞いた情報を頼りにここまで来ました。あまり公に情報を出さないのは、聖域を侵されたくないという、関係者の強い心のあらわれかもしれません。最近、パワースポットブームで神格を感じられない場所も増えている中、素晴らしい心得のように思います。

 登拝口の前でも、張り詰める空気と厳格な雰囲気が漂ってきます。 以前、江原さんがテレビ番組で山の方に手を向けていて、一緒に参拝していた芸能人の方も手をかざし「何か感じる!」ようなことを言ってましたが、それが理解できるような場所でした。

 登拝料は300円。午後二時までに入山できて、四時までに下山しなければいけません。荷物はコインロッカーに預ける事ができます。鈴のついたタスキを首にかけ、入り口でお払いして身を清めてから入山します。私も最初は軽い気持ちで行きましたが、はっきり言ってそんな軽い気持ちで入る山ではありませんでした。まず、撮影禁止・飲食禁止・タバコ禁止・ゴミの放置禁止・山のものを持って帰らない事。そして、この山であったことをあまり公表しないほうがいいというのもお伺いしました。なので、書ける範囲で書かせて頂きます。

 まず道のりは4キロですが、かなりキツい登り道です。足場も悪く、ぬかるみも激しいので、登山靴で行くのをオススメします。スニーカーもかなり滑って怖かったです。そして、登拝口に置いてある竹の杖ですが、「登る時にしんどいから」というよりは、「降りる時の転倒防止」と考えて、必要ないと思っても持っていってほしいと思います。ぬかるみでは、これのおかげでやっと降りてこれたように思います。往復で約二時間くらいかかりました。

 私は霊感など特別な能力は持っていませんが、はっきり言って、ここが聖域だと言われることに納得しました。明治まで入山を許可されていなかったと言うのですから、古来から現代まで本当に大切に扱われてきた場所だというのがわかります。きっと霊感とかないという人でも、何かを感じられる場所だと思います。

 残念だったのは、途中の山小屋で携帯で撮影している若者や、一眼レフカメラを首にかけて入山していく若い女性の姿が遠くに見えたこと。彼女が入山して行ったのが14時くらいだったので、時間もギリギリ。きっと、軽い気持ちで「パワースポット」へと向かったのだと思います。下山した頃には「軽い気持ちで聖域を荒らしてほしくない」と私自身が感じたように、反省してくれていたらいいなぁと思いました。

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三輪山に登るともらえます

 さて、その後の話ですが、日頃の運動不足が影響して、下山した後に「足が笑う」という体験をしました。ちょっとした階段も登れない程に疲労困憊した私。次の日、朝起きたら案の定筋肉痛でしたが、なんと2時間くらいで回復(早い!)。更に、ここ数日私を悩ませていた頭痛・目の痛み・肩こりを全く感じず、また一番自分でも驚いたのは、ひどい乾燥肌の私が化粧水をつけ忘れて寝てしまったのですが、次の日には肌がプルプル潤いまくっていた事。

 薬井戸のご神水か、山から得た絶大なパワーのおかげか、もしくは下山した後に食べた、美味しかった三輪そうめんの美的効果か……。

 山の中でも、帰ってからも不思議な事の連続でした。

 まだまだ日本は目に見えない大きな力で守られているのではと感じ、現在のような不安定な情勢だからこそ、こういう場所はみんなで協力して大切にしていかないといけないんだと、改めて思わせてくれた三輪の旅でした。

(文=西脇聖/AN FACTORY)



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