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嫁選びはサイエントロジーに
任せたほうがよかったんじゃ

 ここ数ヶ月、世間から厳しい目で見られている新興宗教サイエントロジーが、イメージ回復と新たな信者獲得を図り、テレビコマーシャルを製作! 1億を超える視聴者数を誇り、アメリカの広告業界にとっても最大のイベントとなっている、第47回スーパーボウルでオンエアーした。サイエントロジーは60秒間のCM放送枠に800万ドルを支払ったとも報道されており、大きな話題を呼んでいる。問題の動画はコチラ

 サイエントロジーは、1954年にサイエンス・フィクション作家、ロン・ハバードが設立した宗教団体。自己啓発色が濃く、信者は「オーディティング」と呼ばれるカウンセリング・セッションを受けるのが特徴だ。精神医学を真っ向から否定していることでも知られ、オーディティングが高額なこと、閉鎖的なことから、カルトだと呼ばれることが多い。また、トム・クルーズやジョン・トラボルタなど、多くのハリウッドスターたちが信奉する宗教としても有名である。

 このように、以前から何かと問題視されていたサイエントロジーだが、昨年6月にトムが3番目の妻ケイティ・ホームズに離婚を突きつけられたことで、「サイエントロジーが原因に違いない」「やはり、あのカルトはよくない」とバッシングされるように。9月にはエンタメ誌『ヴァニティ・フェア』で、ケイティと付き合う前にサイエントロジー教団がトムの花嫁候補として女優をオーディションしていたことをスクープされ、今年1月には、ピューリッツァー賞作家/脚本家のローレンス・ライトが、「教団の体質と、どのようにトム・クルーズをコントロールしているのか」を暴露した『Going Clear: Scientology, Hollywood & the Prison of Belief』(Knopf)を出版。ここ最近、世間からの風当たりが強くなっている。

そんなイメージを払拭する場にサイエントロジーが選んだのは、3日にルイジアナ州ニューオーリンズで行われた米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の王座決定戦、第47回スーパーボウルだったのだ。

 アメリカ最大のスポーツイベントであるスーパーボウルは、試合前の国歌斉唱やハーフタイムに行われる豪華スターのパフォーマンスのほか、世界で最も高いテレビコマーシャルが流れることでも全米の注目を集める。今年のスーパーボウルで流れるテレビCMは、1枠30秒の価格が史上最高値の平均380万ドル(約3億5678万円)だと発表されており、「400万ドル(約3億7556万円)以上で売れたコマーシャル枠もある」と明かされていた。この不景気の中、一体、どの企業がそんな大金を出したのかと大きな話題になったのだが、60秒のCM枠を800万ドル(約7億5112万円)で買い取ったサイエントロジーが、その太っ腹スポンサーだったのだ。

 しかも、スーパーボウルのCMは放送枠に大金を払っているためクオリティーの高いものが多く、大勢がチェックする。ユニークなCMや男性視聴者目当てのセクシーなCM、ファミリー向けの感動的なCMなど、どのコマーシャルも試行錯誤をめぐらせた作品を用意しており、「スーパーボウルCMランキング」が行われるほどの人気なのである。

 今回、サイエントロジーがスーパーボウルで流したコマーシャルのタイトルは「好奇心、知識欲のある、知識探求者」。「疑う者もいるだろう」「それでもいいではないか。自分のことは自分で考え、自分で探し求め、自分で決断を下すのだ」というナレーションからスタートし、洗練されたスタイリッシュな映像が次から次へと流れる。60秒間に渡り、心地よいトーンのナレーションが自己啓発を促すような言葉を並べ、時折、美少女のアップや穏やかな表情の男女の顔が現れては消える。

 ナレーターは「サイエントロジー」という言葉は一度も使わず、サイエントロジーに関連する言葉も使わない。コマーシャルの終わりに「scientology.org」という文字がフラッシュされ、初めてサイエントロジーのCMなのかと気づく。恐らく、何の先入観も持っていないければ「いいかも」と思うような内容に仕上がっているのである。

 CMを製作したのは教団のトレーニング・ビデオやプロモーション・ビデオなどを手がけているゴールデン・エラ・プロダクション。こちらは、サイエントロジーのプロダクションである。CMは数ヶ月前に完成したもので、11月に教団のウェブサイトで、12月にはタイムズ・スクエアのデジタル・ビルボードで公開。スーパーボウルのコマーシャルとして放送したことで、予想以上の反応を得たとしており、今後、TVで積極的にこのCMを流していくと発表している。

「イメージが変わった」という声もあれば、「うさんくささが増した」という声もあがっているサイエントロジーのコマーシャル。1997年にアップルがスタートした「Think Different.」キャンペーンのコマーシャルをパクっているだけ、という声もあり、一部の人にいい印象を植え付けることに成功したものの、さらなるバッシングを受ける可能性も出てきている。






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