boylan.jpg

Current Secrets, and our Near Future』
(Richard Boylan, Ph.D., LLC; 1st edition)
ボイラン氏著

 昨年の2012年11月、ネット上である予言が話題になった。

「歌舞伎界の大物が去り 一週間後千葉に大きな地震 首都完全麻痺 津波が襲い死者数20万人 この影響で大企業が次々倒産するので 生き残っても辛い辛い人生になる 全然関係ない地方だが夕張みたいになる 農家だけは食べ物を確保でき安全」

 発信者リチャード・ボイランは、カリフォルニア州立大学の博士で、同大学で教授の地位にもついている人。「心理学」「行動科学」を専門とする一方で、「UFO」や「予知」などオカルトチックなものにも手を染めている。また、オリオン種族の宇宙人に拉致誘拐されて精神的ダメージを受けた人を救済するための非営利団体の精神医療専門職団体を立ち上げてしまうなど、行動力のある奇人ぶりを遺憾なく発揮もしている。

 そんな彼は、なぜか日本の地震に固執して、地震予知を頻繁に行っているが、見事なまでに外している。もちろん、この予言も、ネット上では外れることが前提で話題になっていた感もあった。しかし……。

■ボイラン予言が現実のものとなる?

 同年12月5日午前2時33分、歌舞伎界の大物、中村勘三郎氏が死去。その数日後、ボイランの予言を見た人は背筋が凍る思いをしただろう。

 なぜ、外れると有名なボイランの予言で動揺してしまうのか。中村勘三郎氏が亡くなるのだって、以前から体調不良が伝えられていたから、日本のニュースに気を配れば予想することは可能だろう。ボイランのこれまでの地震予知履歴を知っていれば、そこまで当たっていたからと言って、予言が実現する可能性は、ほぼないと言えるだろう。それがなぜ、恐怖を感じることになったのか。

 それは、中村勘三郎氏が亡くなった2日後に、青森、岩手、宮城で震度5弱の大きな地震があったからだ。まるで東日本大震災の数日前に起こった地震のようで、ひょっとしたら3.11の再来かと世間でも話題になった。この地震とともにボイランの予言は、その信憑性をやや高めていった。

 そして、来るべき、12月12日。予言のような事態は起こらなかった。これもやはり、外れたのだ。やっぱりボイランの予言だ、と忘れ去られていくはずだったのだが、今月に入って急展開を迎える。

 それが、市川團十郎氏の死去のニュースだ。

■予言されていた“大物”は、市川團十郎だった?

 今年2月3日、歌舞伎俳優の市川團十郎氏が、肺炎のため亡くなった。歌舞伎界の大物が立て続けに死去する、異例の事態。

 ここで気になるのは、予言にあった「歌舞伎界の大物」である。

 もちろん中村勘三郎氏も、歴史ある歌舞伎を代表する名前であるが、「東の市川團十郎、西の坂田藤十郎」と言われており、ランクでいえば中村勘三郎よりも、市川團十郎が圧倒的に上である。屋号においても「成田屋(市川團十郎)」は最高位と見なされていて、まさに歌舞伎界の大物に相応しい存在。

 とすると、ボイランの予言にあった「歌舞伎界の大物」は、中村勘三郎氏ではなく、市川團十郎氏であった可能性が高まる。あの予言はこれからのことを示しているのではないか。市川團十郎氏死去の一週間後2月10日、いったいなにが起こるのだろうか。

■頻発する地震と予言の日

 予言の日と呼応するかのように、最近地震が頻発していることも気になる。1月28日の茨城県北部を震源とする震度5弱の地震から、今日(2月4日)までで、震度5弱の大きな地震が3回も続いている。もちろん、地震大国日本だから、感じようによっては気になるということもあるかもしれないし、予言された2月10日は、ただの杞憂に終わるかもしれない。

 ただ、気になる符合もある。それは、2月10日が「新月」なのである。

 地震研究者の中には、月齢と地震の関連性に注目している人たちがいて、新月は、地震が起こる確率が高いと発表している。実際に、1854年の「安政南海地震」、1855年「江戸地震」、1960年「チリ津波地震」、1994年「北海道東方沖地震」、2003年「十勝沖地震」などの大地震は、新月やその前日または翌日に起きている。

 もちろん、それだけで予言が当たる確証が高いというわけではない。なんと言ってもボイランの予言だ。だが、それにしても気になるものである。
(タナカアツシ)



【検索ワード】  ・  ・  ・  ・ 



オフィシャルアカウント&モバイル
  • twitter
  • facebook
  • RSS
  • モバイル用
  

ハピズムをBookmarkする