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『ナツメのオミミ』(テレビ朝日)公式サイトより

――顔はその人の本質をあらわし、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の“顔”から、テレビだけではわからない、ホントの姿を検証してもらいます。

 フリーアナウンサーの夏目三久が、古巣・日本テレビの『真相報道 バンキシャ!』の新キャスターに抜擢された。フリー転身後、初の日テレ復帰となると同時に、日テレ退社後、報道番組のキャスターを務めるのは『バンキシャ!』が初となる。『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)などのバラエティ番組で人気を得た夏目三久は、報道番組でも支持されるのだろうか?

 日テレ時代は、完成された“女子アナ顔”といえる顔をしていた夏目三久。卵形の輪郭に平均型のパーツ配置、目がちょっと大きくて、眉がちょっと上がっている典型的な美形の顔。その顔に茶髪ミディアムorボブの髪型とナチュラルメイクで、清楚感、華やかさ、可愛らしさをすべて兼ね備えた顔をしていた。2007年には、鈴江奈々、葉山エレーヌとともに、日テレ開局55周年をPRするために結成された女子アナユニット「go!go!ガールズ」で活動するなど、アイドル的な人気もあった。

 ところが、日テレ退社後は、黒髪になり、極端なショートカットでアシンメトリーな髪型にするなど、超個性的なヘアスタイルにしている。前髪も眉毛より上のことが多く、その眉毛は太くて黒く、存在感がある。「髪型とメイクでこんなに人は変わるのか!?」と驚くくらい、局アナ時代とは、髪型・メイク・ファッションを激的に変えて別人のようになった。

 その変わり様は、アイドル時代のエンクミ(遠藤久美子)を面長にしたようでもあれば、ショートカットバージョンの楠田枝里子を若返らせたようでもあり、若かりし頃の阿部千代アナウンサーをも超えるアバンギャルドなビジュアルで、強烈なインパクトがある。

 「2003年最も売れる俳優ベスト3」(http://happism.cyzowoman.com/2013/01/post_1688.html)の桜田通のところでも書いたように、芸能界は個性が大事だ。ベリーショートの髪型と極太眉毛で、フリー・局アナともに似たようなキャラが多い女子アナ界で、オンリーワンのキャラを確立した。ただ、これはベースが美形の夏目三久だから成功したのであって、そうでない人がやると、猿のモンチッチのようになるだけだ(笑)。芸能界のような他者と差別化を図る必要のある美人、イケメンは髪を切れ! それまでとは違った自分の顔を見ることで、新しい自分を作ることができる。

 夏目三久のもう1つ大きな変化である「眉毛」。元の眉毛もそれなりに濃いようだが、髪型同様、眉型も意図的に変えているのがわかる。デフォルトの極太眉を日ごとに変えて、さまざまなバリエーションを作っている。ただ、眉毛の濃い黒色と太いのだけは変えることがない。濃く太い眉毛は意志の強さと粘り強さのある顔相だが、ここまでくると、執念に近いものを感じる。毎日、メイクで眉を濃く描くことで、秘めたる大きな目標を、石にかじりついてでも成し遂げようと、自己暗示しているのではないだろうか?

 この髪型と眉毛にリードされてか、よく見ると、目も口も以前とは違っている。口はグッと締まりがよくなり、口を結んで口角を上げることで横に大きく見える“デキる女”の表情が多くなった。目にいたっては全然違う。「ギラギラ」「メラメラ」「ワクワク」……擬音化するとこんな目だ。イキイキとはちょっと違う、何かを企んでいる目で、計画が順調に進んでいて、それを楽しんでいる心の様子が、目にあらわれている。

 『バンキシャ!』といえば、日曜18時〜放送で、家族でテレビを見る人も多い時間帯。今のビジュアルで「報道番組」は個性が強すぎる印象もあるが、髪とメイクはこのままにして、衣装を華美なものにしなければ大丈夫だろう。髪色が黒で短いというのも清潔感があって、好印象になるはずだ。そのかわり、バラエティ番組では今まで以上にド派手な夏目三久を魅せるといいだろう。あ〜、えなりかずきと夏目三久で、『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ系)を復活させてくれないかなぁ。

■池袋絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
・ブログ「Face to Face






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