――相性の良し悪しを判断するには、どうすればいいのでしょうか?
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「神様へのあいさつ、お礼はマストですね」

テレンス・リー これは難しいんですけど、相性がいいところって、参拝したその日に、何かが起きるんです。祈願したこととは違うことでもいいんです。たとえば、恋愛のことをお願いしに行ったけれど、帰り道に電話が入って仕事が決まった、とかね。それと、雨や風も啓示です。神社に行った時、すごく天気がよかったのに、にわか雨が降るとか、気持ちいい風が吹いたとか、そういうのは吉兆です。雷でもOKですよ。あと、動物が出てくるのも啓示ですね。ネコでもいいし、カエルでもいい。ムカデなんかだと嫌だなと思いますけども、赤城山のほうに行ったら、ムカデは神様ですから。そっちのほうに行ってムカデを見たら、完全に吉兆ですよ。もちろんナメクジ、ゴキブリの類いはダメですけどね。

――逆に、相性の悪い神社の見分け方はありますか?

テレンス・リー 快晴で、そよ風が吹いていたのに、急に無風になったなど、動きが止まった時はあまりよくないかもしれないですね。あと、動植物だと毒々しいものが出てくるのはダメだって言います。たとえば、七色のクモみたいなもの。神様仏様は、毒々しい色を嫌いますからね。それと、祈願したのにひと月たってもふた月たっても何も起こらない時は、あんまり相性がよくないのかな、と思ったほうがいいです。ただ、何も起こらないのはまだセーフ。相性が悪い場合、ご利益がないということよりも、事故や病気などの凶事に遭うことのほうが怖いことですから。

――凶事の前兆は、わかるものなのでしょうか?

テレンス・リー 難しいでしょうね。ただ、やっぱり人間のカンは信じたほうがいいと思うんです。すごくいい神社だといわれているところにお参りに行ったけれども、しっくりこないという時は、多分相性がよくない。逆に、どんなに小さなところでも、あーなんか気持ちがスッキリした、と感じるのは、ものすごく相性がいい。

――参拝後によくない出来事が起こってしまった場合、これ以上凶事が起きないよう、その神社に、お供えやご祈願をしたほうがいいのでしょうか?

テレンス・リー これはねぇ……。軍学上でも、あるところにお参りに行って、戦に負けたっていうケースは実際にあるんですね。そういった場合どうしたかっていうと、歴史的には2パターンあって、「さらに寄進をするか」「行くのをやめるか」なんですよ。でも、いろんな歴史的前例を見ると、寄進を重ねるよりも、いったん縁を切るほうがいいですね。しばらく足を向けない、というのが、最も有効です。

――その場合、神様にお断りせずに、違う神社に行ってもいいんですか?

テレンス・リー 大丈夫です。おそらく、自分では計り知れない部分で、その神様にとって気に入らないことがあったのでしょう。以降は、凶事が起きた神様や系列の神社は避けるべきでしょうね。ただ、基本、怒るのは神様だと思っていいです。仏様は、ほとんど怒りはないと思っていいです。

――凶事は起きないけど、なかなか願いがかなわないという神様の神社も、変えたほうがいいですか?

テレンス・リー そうですね。それで、変えるに際して何か一言ごあいさつをする場合には、「何ごともなくて、ありがとうございました」でしょうね。むしろ、何ごともないことはありがたい、って思ったほうがいいんです。それもご利益だったりしますから。……なんていうか、ご利益のミニマムっていうのを、皆さんはちょっと考え直したほうがいいですよ。何かいいことがあったら、それは当然「ありがとうございました」ですけれども、何ごともないことに関しても「ありがとうございました」です。そこは、基準を変えたほうがいいですね。願いがかなってもかなわなくても、きちんとお礼を言って、新しい神社でお願いをし直す。そのほうが、絶対効果は得られると思いますよ!

 神様にお願いごとをするには、謙虚さが必要なのですね。願いを1つに絞って、身ぎれいにして、礼節をわきまえてお参りをする。さらに、何ごとも起こらないことへの感謝の気持ちを身につけること。これらの教えをふまえて、ぜひ旧暦元旦には初詣に行ってみてくださいね! 神様に好かれること間違いなしです。次回も旧暦元旦の初詣に向けて、テレンス・リー氏に、お守りやお札の扱い方、日常での神様とのお付き合いの方法などを教えてもらいます。お楽しみに!
(永沢蜜羽)

■テレンス・リー

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神奈川県横浜市出身。大学在学中より傭兵として紛争地を転戦。引退後、危機管理コーディネーターの傍ら文筆生活に入る。学問的専門分野は中世日本軍制史および幕藩外交史。『おれは戦争下請け屋』(東邦出版)、『戦争病』(実業之日本社)、相武左馬のペンネームで上梓した『真説パワースポット~あなただけのパワースポットに出会う本』(東京書籍)など著書多数。

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