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見かけることはめっきり減りましたね……

 みなさま、あけましておめでとうございます。明日が仕事始めの人、海外で正月を迎えた人、今週いっぱいは実家でのんびり……などなど、さまざまにお過ごしのことと思います。

 「正月」とは、1年の最初の月のこと。つまり、今月いっぱい正月なのですが、今回はいわゆる「お正月」に行う、新年の行事トリビアをご紹介します。

■正月飾り
 門松・注連飾り・恵方棚・鏡餅などを見ると、「ああ、お正月だなあ」と感じますね。これらは歳神、つまり家の守り神をお迎えするためのアイテムです。大晦日から元日へと日付が変わる時刻に来訪するとされます。注連(しめ)とは、「標」とも書き、結界の印です。魔が入ってくるのを祓う意味もあったのでしょう。地方によって、海老や昆布などの縁起物で飾ることも多いようです。

■初詣、二年参り
 どちらも、旧年の無事を感謝し、今年の安全を祈念するお参りのこと。二年参りは、じつは比較的新しい風習です。というのも、大晦日から元日へと日付の変わる時に来訪する歳神を、自宅でお迎えするのがいいとされてきたためです。一方、初詣は氏神、つまり地域の神様へのごあいさつ。まずは歳神を家でお迎えし、年が明けて初めての氏神参りが初詣なのです。だから、無理に元旦に初詣に行く必要はありません。お参りの方法は普段と同様ですが、破魔矢などの縁起物を買い、御神酒を振る舞われるのがいつもと違うポイントです。

■門松
 門松は、各家を訪れる歳神の依代です。松飾りともいいます。一対で、竹を一緒に飾るのが一般的ですが、松一本でもかまいません。松を用いるのは、松が「永久」のシンボルだから。「待つ」とかけて願いを込める意味もあります。邪気を祓う「柳」を用いる家もあります。12月28日を目安に立て、門松とりは、歳神を祀る期間の終わる日・7日が主流で、その期間を「松の内」と呼びます。ちなみに、「門松は 冥途の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」との歌は一休宗純(一休さん)の作とされます。人々は新年を言祝ぎながらも、昨年はどうやら越すことが出来た、今年はどうだろうか、などと思いを巡らせながら、これから始まる1年の無事を祈ったのでしょう。

■鏡餅
 鏡餅は、歳神へのお供え物。形が円鏡に似ていることから、鏡餅と呼ばれます。ミカンを乗せるのは、ダイダイの代わりです。ダイダイの実には薬効があり、また「代々」とかけて子孫繁栄を願う縁起物でもあります。

■鏡割り
 鏡開きともいいます。門松とりの少し後に行います。歳神にお供えした鏡餅を割って、雑煮などに調理し、お下がりとしていただきます。家内安全・無病息災を願う行事です。最近は、最初から割って個別包装されているものも多いようですね。

■正月野郎
 さて、日本の伝統的な年末年始の行事や謂われを紹介して来ました。「正月野郎」とは、ちょっと抜けていて、お人好しの男性を意味します。いろいろと紹介してきましたが、「ひとつもやっていない!」という人も多いかもしれません。でも大丈夫。お正月の行事は、心身の疲れをとって、新しいスタートを切るための方便です。全部抜けてる正月女、いいじゃないですか。サッサと一年の計を始め、今年省略したお正月の行事は、来年やればノープロブレム! たとえ鬼に大笑いされようとも。
(よいこ)



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