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世界は今日も存在しいています

 2012年12月21日。このなんでもない1日が、世界を大騒ぎに導く1日に。その原因は、ご存じ「マヤカレンダー」。卓越した天文知識を持っていたマヤ文明が作った暦が、12月21日をもってぱったりと終わっていたからです。この終わりが世界の破滅を意味し、人類は滅亡するとウワサされました。

 全世界に衝撃を与えたその日、人々は滅亡を回避するために右往左往。21日の数日前には、「名古屋が安全だ。名古屋に逃げろ」なんて話も。これは「尾張(名古屋)」と「終わり」をかけた、ただのダジャレのようなものにも思えますが……。

 そんな、マヤフィーバーに振り回された日、世界では終末を回避するためにかなり思い切ったこともしたようです。

■マヤのせいで人口が15倍になった村
 フランス南部に位置する「ビュガラッシュ村」。人口わずか200人の静かな村に、マヤ暦が原因で突然人が押し寄せることになりました。この村は、UFOがたびたび目撃されたり、ノストラダムスが訪れた地ともいわれており、神聖な場所として注目されていましたが、ある宗教団体が「唯一生き残れる場所」と発表したことから、静かな村が一転、注目の場所になったのです。フランス国内のみならず、欧米各国からも人々が押し寄せ、多い時には人口の15倍の3,000人も来てしまい、警察も村人より多い300人が派遣される異常事態。地元住民にとっては一時的に特需でも、今後は観光客がいなくなる可能性が高く、困惑している模様。世界で一番マヤに振り回された村になりました。

■世界の終わりというイベントで観光PR
 地球上の安全な場所を探す人がいる一方で、マヤ文明発祥の地メキシコでは便乗商売が始まっていました。「『世界の終わり』をカンクンで過ごそう」「マヤ文明の中心地はグアテマラ」など、この機会に観光PR。メキシコ観光庁が専用サイトを立ち上げてまで、「世界の終わり」をビジネスチャンスに変えています。そのおかげで、マヤ遺跡近くのホテルは予約でいっぱいに。世界滅亡説発祥の地は、終末を意に介さずビジネスにご執心でした。

■ノアの方舟がバカ売れ!
 大洪水から免れる方法として、旧約聖書に登場した「ノアの方舟」。2012年の終末を描いたパニック映画『2012』でも登場しました。映画の中では中国で極秘裏に開発されていましたが、実際にノアの方舟が作られた国も、なんと中国! といっても、こちらの方舟は直径4メートル程度の球体で、カーボン繊維でできたもの。個人用シェルターのようなイメージで、お値段なんと500万元(日本円で約6,500万円)。しかも、高額商品にもかかわらず、中国ではバカ売れ! また、「終末セット」なる避難道具一式がセットになった商品も品切れが続くほどです。尖閣問題で過剰に熱くなり、あれだけの暴動を起こした中国なら、納得の反応ともいえるかも。

 安全だと言われる場所に逃げ込む人や、世界滅亡説を利用する商魂たくましい人、いろんな想いが混ざった悲喜こもごもの12月21日。ある意味、特別な1日だったかもしれません。

 ただ、2012のマヤ終末説は、何ごともなく終わったのですが、ちょっと気になるウワサも……。一部の人からはマヤの予言以上に信じられている、予言の書(ブログ)があります。それが、通称「デスブログ」と呼ばれる、東原亜希さんのブログ。このブログに書かれてしまうと不幸になるという伝説があり、実績もあることから、下手な予言者よりも当たると注目されています。そして、最近のブログに気になる文言が。

「2012年ありがとうございました!!」

 果たしてこの言葉が意味しているものは……。2012年12月21日は終わりましたが、まだまだ世界滅亡の危険は去っていない、かも。
(タナカアツシ)



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