――信仰の有無に関わらず、さまざまな場面にスピリチュアル思想が盛り込まれている日本の冠婚葬祭。なんとな〜くやり過ごしているものの、中には「アレ? これってありなの?」と思うようなちぐはぐなものも……。長年の海外暮らしで培ったガイジン的視点から、自身の体験をもとに、日本の婚礼を分析してきた映像ディレクター・市村……あらため、古川幸卯子が! 今回からはみんなの憧れ(?)“国際結婚”について紹介しちゃいます!

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宇宙人と結婚したニッポン妻の会。(c)yuko ichimura

 あれは8年前の曇りのヒースロー空港——長年住んだイギリスから最終引き揚げの、NARITA行き飛行機だったワ……。

 機内食のメニューを貪欲にチェックする私の隣には、同じ年頃のアジア人男性。彼はロンドンで家族ビジネスを営むベトナム人で、仕事のためにシンガポールへ行くという。私たちはDULLなフライト中、ずっとおしゃべりしたわね。ロンドンの生活のこと……、あの街で外国人として生きていくこと……、これからの夢のこと……。イヤフォンを分け合って一緒に映画を観て笑ったり、お互いの名前すらちゃんと発音できないのに(難しい!)、まるでラブラブカップル(はーと)のように過ごしたワ。そして、乗り継ぎのために降りたシンガポールの空港で別れる時、彼は真剣な顔で言ったの。

「……君ともう2度と会えないならば、この煙草を吸い終わるまで、どうか一緒にいて」

 ……帰国後、ロンドンの友人に“得意満面ヅラ”でキュキュキュン(はーと)っと報告したら、「僕なんか、飛行機で隣の席だったピンク髪の日本人ギャルといろいろあって、しょうがないから空港でディープキスをしたことあるよ」だって。ぎゃ〜〜! 空飛ぶ出会い!

 さて、世界のスピリチャル・ユニティ〜が迫る近年、ますます身近に感じるようになったものといえば……そう、国・習慣を超えたタマシイの交流! 国際結婚です。夫と妻、どちらが相手の国に住むかによって、結構違いがあるものです。

 たとえば、

(1)夫の国で妻が暮らす(例:フランスで暮らすフランス人夫×中村江里子さん)
(2)その逆、妻の国で夫が暮らす(例:日本で暮らす浜崎あゆみさん×元夫?オーストリア人)
(3)夫も妻も出身国とは別の国に、“ガイジン同士で”暮らす(例:フランス人の巨匠画家バルテュスさん×日本人の節子夫人がスイスに住むとか、ジョン・レノンとオノ・ヨーコがニューヨークで暮らすとか……これも、注目されてないけれど多い国際結婚の形だと思う!)

といったところ。

 今回はまず、(1)について話していきたいと思います。ニッポン女性は、“サイキック・テレパシー”なみに場の空気を読む、その細やかな気遣いと、異文化にも難なく合わせられる驚異的な適合能力で、世界中でモテる。世界の果てまで行っても、「おらが村のニッポン妻」に会えるような気がします。近い将来、もしも地球が“開星”して、宇宙人と初めて公式に結婚する地球人がいるとしたら、それはニッポン女性かもしれないと、本気で思います。

 基本、無宗教のニッポン人は、そもそも信仰の違いでもめることも少なそうだしね。知人の日本人妻がトルコ人夫に嫁いでいった時は、「義務でコーランを学んで大変」だったそうですが……。面白そうじゃん〜! 

 ほかにも、“ロンドン在住ニッポン妻”たち(夫=イギリス人、ノルウェー人など)は、たまに女だけで集まって「ニッポン妻・息抜き会」をしていました。ニッポン×欧米の組み合わせだと、宗教習慣の違いはさほどない代わりに、「口ゲンカになると、突然夫に英語の間違いを直されるのがサイコーに腹立たしい!」という発表が共感を集めていました。

 オ〜ノ〜、ハズたち、それは反則よ!  

 ニッポン女性に外国語なんかノンノンよ、私たちは愛のテレパシー能力でコミュニケートしてるの。伊達に空気読んで生きてないのよ!

 アメリカ人サイキックカウンセラーで人気者のウィリアム・レーネンさんの本に、“アース・ウィービング”という儀式が書いてありました。それは、地球上のA地点の物体(お花とか石とか)を離れたB地点に運んでいって、エナジーを紡ぐ/つなぐという、地球にいい活動だとか。

 はっ……ということは、国際結婚も、異なる背景を持つふたりが人生まるごと大きく移動して、新しいエネルギー(家族!)を描き出すネットワーキングといえるのでは……!
 
 国際結婚はまさに、「ドキドキ☆恋の“アース・ウィービング”」じゃー!(で、あってますか!?)

 次回は、(2)の「ニッポン男子が国際的にモテるには!?」に続きます〜!

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■市村あらため、古川幸卯子(こがわ・ゆうこ)
1975年、神奈川県生まれ。映像ディレクター、国際マンガ家。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ・ファインアート科卒業。11年間のイギリス滞在を経て帰国。ロンドン時代よりTVCM、ミュージックヴィデオ、アニメーション作品など数多く手がける。著書に、福島第一原子力発電所事故後の東京の日常を描いた『3/11-TOKYO INTERRUPTED-東京一時停止-』(Carlsen Verlag社)がある。
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