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何ごとも、ほどほどに

 世の中に「カルト宗教」といわれるものがたくさんあるが、その成り立ちをご存じだろうか?

 大抵の場合、カルト宗教の始まりは「教祖が病に倒れた時に神様の声が聞こえるようになった。そこから色々な啓示があらわれ、周りの人に夢で見たような出来事を言うとぴったり当たった。それが評判となって相談者が詰めかけるうちに、その人を神のように崇める信者が増え始め、宗教法人を名乗るようになった」というようなものが大半を占める。

 最近のスピリチュアルブームも、これと似た様相を見せている。占い師やスピリチュアル・カウンセラーがメッセージを与える時にも、そういった「声」が聞こえるという場合が多いからだ。一見して、筆者みたいな門外漢からすると、あまり変わりがないように見えるが……。

 現在のスピリチュアルブームの後に懸念されるのは、カルト宗教ブームだ。人気のヒーラーがやがて信者を集め、この先にカルト宗教的な動きをしないとも限らないからだ。

 たとえば、あなたが足しげく通っている占い師などが激しく叱ったり、それでいて急に褒めたりしだしたら危ない。怒ったり突き放したりしたら、警戒したほうがいい。カルト宗教では、人を脅すのだ。「見えない世界のことを調整できる人に逆らったら、どんな不幸な目に遭わされるかわからない」「一度は自分のことをすべて理解してくれた理解者だったのに、怒られる。もう一度、理解してもらいたい」という気持ちを、相談者に抱かせようとする。

 場合によっては、意図的にではないかもしれないが、上記のように、心理コントロールされる状態になると大変に危険だ。そして、その状態で、一度信じた教祖や占い師から足抜けするには、相当な気力がいると思っていい。少し前のオセロ・中島知子の騒動は、この一端ともいえるだろう。

 もちろん、純真な気持ちで占いやヒーリングを行っている人もたくさんいる。が、お客の側は信じるあまり、コントロールされる側になる可能性をはらんでいることを、つい忘れてしまう。もしあなたが人気ヒーラーの追っかけになっていたら、要注意。一度冷静になって、自分の立場を考えてみる必要があるだろう。
(山崎十六段目)



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