悪魔の声が聞こえた……

■今回のオカルト事件簿
リッキー・カッソ、悪魔崇拝殺人事件

 1984年7月4日の独立記念日、ニューヨーク州ロングアイランド、ノースポートのメインストリートの裏にある森の中で、警察犬を使った捜索活動が行われた。匿名の女性から、17歳のゲイリー・ローワーズという名の少年が、ひどい暴行を受けて殺されたという通報が寄せられたからだ。警察犬はすぐに10代後半とみられる少年の遺体を発見。顔面を中心にメッタ刺しにされ腐敗が進んでいたが、かろうじて指紋を採ることに成功。ゲイリー本人であることが確認された。

 通報した女性から「17歳のリッキー・カッソと18歳のジミー・トロイアーノの2人が犯人」だと伝えられていた警察は、翌5日、道端に止められていた他人の車の中で寝ていた2人を容疑者として逮捕。リッキーは「オレが殺した。悪魔がカラスを通してオレに殺せと命じたんだ」と、あっさりと犯行を認めた。

 さっそく、リッキーの取材に駆けつけたマスコミに向かって、目を見開いてみせた彼が着ていた服は、当時悪魔崇拝を推進していると批判を浴びていたへヴィーメタル・バンドのTシャツ。その姿は全米に報道された。10代の少年たちの悪魔崇拝が社会問題となっていたこの時代、世間は「17歳の少年が17歳の少年を殺し、生贄に捧げたのか」と震撼させられた。そして、裁判でどんな発言をするのか注目が集まったのだが、リッキーは逮捕から2日後の7日、拘置所で首をつり、絶命してしまった。

 全米を震え上がらせたリッキー・カッソとは一体、どんな少年だったのか。なぜ悪魔崇拝にはまってしまったのだろうか?



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