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ホットなメッカになるわよ~

 本能の赴くまま自由に生きているイメージが強い“元祖お騒がせセレブ”のパリス・ヒルトンが、イスラム教徒から大バッシングを受けている。イスラム教最大の聖地である、サウジアラビアのメッカにあるショッピングモールに、自身がプロデュースする店をオープンしたからだ。ネット上では「セックステープを撮るようなアバズレが、メッカの真横に店を開くなどとんでもない」「調子に乗り過ぎている」と非難ごうごう。大炎上している。

 ヒルトンホテル創業者の曽祖父を持つパリスは、生粋のお嬢様として何不自由なく生きてきた。セックステープが流出しても、リアリティ番組『シンプル・ライフ』(FOX)で非常識ぶりがバッシングされても、飲酒運転絡みで刑務所に入れられても、ひるむことなく、マイペースにセレブ人生を歩み続けてきた。「ホットね」が口癖の彼女は、歌手、女優、DJに挑戦するものの撃沈。そのつど笑われてきたが、デザイナー、事業家としては成功を収めており、本人も「アタシは自立した女性」と胸を張っている。男性遍歴も華やかで、現在は10歳年下のスペイン人モデル、リバー・ヴィーペリとラブラブ交際し、公私ともに充実した毎日を送っている。

 そんなパリスが今月14日、Twitterで、「メッカ・モールにオープンしたばかりのアタシのビューティフルなお店、ラブ」とツイート。続けて、「サウジアラビアで5番目にオープンしたお店よ。トータルだと42番目! アタシのブランドがここまで成長するだなんて感無量だわ」とつぶやき、店内の写真を2枚添付した。店はこぢんまりとしており、バッグや財布、キーホルダーなどが所狭しとディスプレイされている。

 この店は、パリスの名前がブランド名となっているブランドチェーン。パリスはバッグや財布、キーホルダーだけでなく、靴、時計、Tシャツ、ネイルやつけまつげ、香水をプロデュースし、販売。パリスのホットでセクシーなイメージを元にプロデュースしたというこのブランドの年間の売り上げは、なんと1000万ドル(約8億2,000万円)。彼女はイベントなどに出演する際、最低でも30万ドル(約2,470万円)をもらっており、資産は増える一方。彼女の現在の資産は、1億ドル(約82億円)にも上ると伝えられている。

 文字通り世界を股にかけているパリスだが、今回はオープンした場所が悪かったようだ。メッカ・モールは、メッカにあることから、「パリスのような淫乱女が聖地に店を出すとはけしからん」と、イスラム教徒からバッシングを受けてしまったのである。

 メッカは、イスラム教の開祖である預言者ムハンマドの生誕地であり、同教最大の聖地である。イスラム教徒は一日に5回、メッカの方角に向かって「三度礼拝」を行い、生涯に最低でも1回はメッカ巡礼を行うよう義務付けられている。メッカ全域がイスラム教の聖地とされているため、イスラム教徒以外の人間が立ち入ることは固く禁じられている。外国人がこの地に入るときは,
改宗しなければならないほどなのである。

 イスラム教では、女性が公共の場で顔以外の肌を露出することを禁じている。婚前交渉も大罪に値する。パリスは、親友探しリアリティ番組『Paris Hilton's Dubai BFF』(DubaiTV)をアラブ首長国連邦のドバイで撮影しており、中東がどのような所かは知っているはずだ。今年1月には、パリスがビバリーヒルズ地区にあるモスクの金曜礼拝に参列したとタブロイドが報道。イスラム教に改宗することを考えているようだというゴシップも流れており、本人もイスラム教に関する知識は少しあることを明かしている。

 そんなパリスなので、自分がメッカでは歓迎されないだろうということを知らなかったはずはない。メッカ・モールには外国の店がたくさん入っており、もしかしたら、モール側から出展してほしいとオファーを受けたのかもしれない。2011年にオープンした255店舗が入るこの大型モールは、大半の店が世界的に展開するブランド。カナダの大手下着ブランドで、キュートでセクシーな柄が特徴的な「ラ・センザ」まで入っており、これまでも問題視されてきたのだ。

 メッカの指導者で保守的なイスラム教聖職者である某シェイク(イスラム教の知識人)は、「ここにパリスの店はいらない。必要ないからだ」「もし、我々に権限があるのならば、サウジアラビアにある彼女の店すべてを撤退させる」と過激なコメントを発表。パリス個人に問題があるとバッシングする人も多いが、「歴史ある聖地を商業化するから、こんなことになるんだ」「グッチやクリスチャン・ディオールなどが進出しているのに、いまさらパリスを吊るし上げても何の意味もない」という嘆き声も多く上がっている。

 パリスをかばう声も少なくないが、世界中にいる敬虔なイスラム教徒としては、祈りを捧げる方向に、イスラムの教えに反することばかりしているパリスの店があるということ自体が許せないようである。パリスは今のところバッシングに対して何のコメントも出しておらず、ツイートも削除せず、堂々としている。

 果たしてパリスのメッカ・モールの店ははやるのか。今後の彼女の言動に注目したい。



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