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この時ののりピーとは変わったの!

――顔はその人の本質をあらわし、真実を宿す場所。顔面評論家で知られる池袋絵意知先生に、話題の芸能人の"顔"から、テレビだけでは分からないホントの姿を検証してもらいます。

 2009年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けた酒井法子が、執行猶予期間が明けた11月24日、主演舞台『碧空の狂詩曲?お市の方 外伝?』の制作会見兼ねた芸能界復帰会見を行った。裁判では「芸能界を引退し、介護の仕事をやりたい」と言っていたが、結局芸能界に舞い戻ってきた酒井法子の今後を、“会見での顔”から予想してみよう。

 事前に公開されていた酒井法子の顔がドアップの『碧空の狂詩曲』ポスター画像が、三白眼の目で怖かったのだが、会見場に現れた顔はちょっと違った。目は比較的穏やかだが、「あまり健康的ではない」というのが第一印象だったのだ。09年9月17日に保釈され、拘留先の警視庁東京湾岸署前で謝罪会見を開いた時のほうが、ふっくらしていて血色もよかった。

 次に気になったのは、「鼻が細いな」と。毎日、自分の顔を見ているとわかるのだが、睡眠不足が続いたり、風邪を引いて体力が弱っている時は、明らかに鼻が痩せて細くなる。これは精神的にも弱っていることをあらわす。その後、記者からの質問に「やはり……」「やはり……、やはり……」と、「やはり」を3回繰り返すシーンがあり、この復帰会見がかなり不安だったことがわかった。強いストレスから、前日よく眠れなかったり、精神的に安定してなさそうだったのだ。

 ただ、しばらく映像を見ていると、全体的に薄いメイクに見えて、かなり作ってきた顔であることもわかった。ほおだけではなく、鼻の脇へのシェーディングによって立体的な顔に見せるようセルフプロデュースしてきたのだろう。シェーディングはシャープな印象の顔を作るには効果的で、酒井も「仕事にストイックなデキる女=女優への本気度」を演出してきたのかもしれない。しかし、本来、顔は顔全体に光沢があるほうが開運度が高い。顔に影を与えるシェーディングには細心の注意が必要で、直線的ではなく曲線的に入れるように気をつけたほうがいいだろう。

 「仕事へのやる気」は、眉や目にもあらわれていた。眉はかなり上がっていて角度もあり、「女優業再開にあたっての気合い」を表現していた。眉の角度も目の角度も以前より上がっているのは、勇気をもって積極的に人生を切り拓いていこうという心意気のあらわれだ。上昇志向の高い、野心家の顔相で、「女優としての成功」に向かって信念を持って突き進んでいこうという顔相だった。

 さらには、髪型でも「大人の仕事がデキる女」を演出していた。09年の謝罪会見では前髪を下ろして額を隠したショートカットで、丸顔に見える「子どもっぽい印象」で「守ってあげたい」髪型をしていたのに対し、今回の復帰会見では額を出した長い髪が胸元まで伸びるセミロングスタイルになっていて、「大人っぽい印象」かつ「仕事への自信」を演出していたのである。

 鼻からは弱い部分が見えたが、実際のコンディションを考えると100点満点と言っていいほどのセルフプロデュース力だ。ほおも以前より高く盛り上がっているところを見ると、仕事に生きる積極さや自我の強さを取り戻したどころか、以前にも増してやる気がみなぎっているのが見て取れた。

 表情で気になったのは、09年の謝罪会見でも見せた、言い終わったあとに口角を上げて「うん」とうなづく酒井法子の「アレ」。「アレ」は、自分で自分に相づちすることで、自信を持たせようとしていることのあらわれだ。それ以外でも意識的に口角を上げるシーンが目につき、口角を上げることで「前向きに、前向きに」と自分に言い聞かせているようだった。意識してやっているのが伝わるものの、過剰で不快なものではなく、「アイドル特有の営業スマイルが板についている」と感じた。

 会見終盤にはリポーターから促されたとはいえ「ほんとにありがっチュー。マンモスうれピーです」と41歳のオバサン、それも覚せい剤で捕まった人とは思えないことまでやってのけ、最後は完全に酒井法子のペースで会見を終えた。「細い鼻」という不安材料があるものの、完璧な自己演出力とスマイルパワーによって、舞台の後には、映画、そしてテレビへと活躍の場を広げていくと予想する。

■池袋絵意知(いけぶくろ・えいち)
観相家、顔研究家、顔面評論家。著書に『最強モテ顔講座』(オークラ出版)、『顔相恋占い』(池田書店)、『あなたは何顔美人?』(WAVE出版)など。
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