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右下の男はB型だと思う

11月5日、英国BBCネット版が、日本の、血液型と性格診断に関する話題について記事を掲載し、仏国メディアの「Le Huffington Post」が、これを取り上げて紹介した。すると、フランスのネットユーザーから「フランス人は、血液型は検査機関か病院でしか聞かれないのに、日本では一般的に血液型を聞く習慣があるというから驚きだ」などと、日本における血液型思想に対して、驚きと疑問を投げかけるコメントが寄せられたそうだ。

 確かに、日本では「血液型占い」が定着しており、合コンなどでは、通過儀礼のように血液型を聞いて話題を広げる人も少なくない。一般的に、「A型」は完璧主義、「B型は」変わり者、「O型」は大雑把、「AB型」は二重人格、というようなすみ分けがされており、なぜかけっこう当たるのも事実。しかし、もし血液型累計学がまったく根拠のないデタラメだとしたら、「デザイナーだからオシャレでなくてはならない」というのと同じように、「A型だから几帳面でなくてはならない」という逆説的な現象が日本で起こっているのかもしれない。

 けれども、そもそも血液型累計学が進むきっかけとなったのは、「A型は几帳面が多い。なんで?」 という疑問から始まったというから、興味深い。1916(大正5)年、日赤長野支部病院の原来復氏と小林榮氏が、「この人はB型でなかろうかと思いつつ検査をすると、その人はB型であることがたびたびあり、このことから血液型と性格は関係があるのではないかと、思うようになったが、いまだ不明な点が多い」と、血液型検査に関する記事『血液型ノ類属的構造ニ就テ』を医事新聞に発表したのが、事の発端だそうだ。

 また、かの有名なヒトラーも、「ドイツ人にはA型が多く、ユダヤ人にはB型が多い」ということに着目し、自身もA型だったことから、「B型のユダヤ人は排除されるべきである」と考え、ホロコーストに至ったという話がある。実際に、ヒトラーの側近のナチス親衛隊は全員A型だったというほど、ヒトラーは血液型類型信者だったようだ。同様に、日本も帝国時代から、優れた兵士を集めた戦闘機訓練をする際などに、血液型グループの理論を適用していたといわれ、血液型による分類は、戦時中において、ある意味「必殺技」だったといえる。

 日本人からすると、今さら「血液型占いに根拠はない」と言われても、「でも、A型の人を見れば、A型だとわかるし、当たるし! 根拠はないけど当たるんや!!」となかなか腑に落ちない人も多いはずだ。実際に、血液型を当てた時のなんともいえない優越感は、なにものにも代えがたく、「根拠はないけど当たる」面白さと神秘の味を占めてしまった日本で、血液型占いが完全になくなる日はまだ先の話だろう。
(タロウ)



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