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バチカンHPより

 全世界のカトリック教徒の中で、絶対的な権力を持っているローマ法王が、よくお見かけする白いどんぐりのような帽子「ピレオルス」に、光沢のある白いケープをまとい、十字架を首からかけた姿で、米アップル社製タブレット型端末「iPad」をにこやかにフリックする写真とともに発表された、衝撃の予告。「法王ベネディクト16世が、年内にもツイッターの公式アカウントを取得し、定期的なツイートを始める」!!

 バチカンのローマ法王庁は2012年11月9日、このように宣言。内容は法王の教え、講話へのリンク、苦難の中にある国々への連帯の呼びかけになるそうだ。ただし、法王が直接ツイートするのではなく、バチカン関係者がメッセージを作成し、法王の承認を得たものを投稿する形で運営。「法王眠いなう」「アーメンなう」は、まだ見ることができないらしい。

 だが12年3月7日に、神をも恐れぬハッカー集団「アノニマス」がローマ法王庁の公式サイトを攻撃したように、ツイッターもなんらかの形で「炎上」するという危険性を秘めていることも忘れてはならない。そのようなリスクを背負いつつも、時代に即したかたちでメッセージを伝えたいという法王の決断には、賛否両論あれど、敬服するものがあるといえる。お布施キャンペーンに力を注ぐのではなく、世界で12億人といわれるカトリック信者、そして世界平和を願うすべての人々の精神的支柱となるようなツイートに期待したい。ローマ法王×新テクノロジーの化学反応が引き起こす「神の言葉」に宿るパワーには、これまで以上の影響力が期待されている。そのことを重く受け止め、間違っても今年7月に上映された『ローマ法王の休日』(配給GAGA)のように、重圧に負けて法王逃亡……という結果にならないことを願いたい。

 公式ユーザー名はまだ発表されておらず、いったいどのようなユーザー名になるのかも興味深い。日本人としては、AKB48のノリで、「BND16」なんて名前にすれば、日本からのフォロワー数は堅いでしょう、と提案してみたいところだ。ぜひ英語とイタリア語以外に、日本語でも発信して欲しい。

 公式のものとうわさされるアカウント「Benedictus PP XVI」には、14日17時現在、すでに約7400人のフォロワーがいる。“なりすまし”も複数存在するようなので、興味のある人は、くれぐれも本人をフォローするように注意しよう。「神のツイート」に触れることで、新しい“気づき”が得られるかもしれない。
(タロウ)



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