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※画像はイメージです

 日本各地には、霊が出るといわれる「心霊スポット」が点在しています。それは古ぼけたトンネルであったり、惨殺事件が起きたとされる館、山奥の集落だけでなく、どこにでもあるありふれた交差点、一般的な幹線道路、有名な観光地など、我々の身近なところにも……。
 
 今回は、四国地方の代表的な心霊スポットを紹介します。

■大坂峠(徳島県)

 徳島県鳴門市北灘町碁浦と香川県東かがわ市坂元の県境に位置し、「香川のみどり百選」にも選定されている、美しい峠です。その一方で、昔から怪奇現象が多発する心霊スポットとしても知られています。

 この「大坂峠」は、開通させるための工事で多くの死者を出していて、一説によるとこの地にその怨霊が渦巻いているともいわれています。また、走り屋にとっては有名なスポットで事故を起こす人も後を絶たないため、多くの命を奪ってきた峠でもあります。
 
 そして、「深夜にこの峠を通ると、誰も乗っていない車が追いかけてくる」「首のないライダーを目撃した」「峠道で命をなくした女性の霊が、道沿いに立っていた」「カーブミラーに映ったおじいさんが追いかけてきた」など、心霊現象が多数報告されています。

 だからなのか、道路脇には無縁仏や地蔵尊が祀られていて、峠で命を落とした人たちを供養しているといわれています。肝試しやおもしろ半分でこの峠に行くのならば、死者たちに追われないように気をつけてください。

■足摺岬(高知県)

 高知県を代表する観光地でありながら、自殺の名所としても知られる「足摺岬」。南方にある浄土「補陀洛(ふだらく)」への信仰が盛んな土地で、小舟に乗って「補陀洛」を目指す帰れぬ旅に出る、「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」も盛んに行われていました。この歴史的背景をモチーフにした田宮虎彦の短編小説『足摺岬』では、青年が自殺場所を求めて、足摺岬を訪れます。この小説がきっかけとなり、この地での自殺者が急増し「ちょっと待て、もう少し考えよ」という自殺防止用の看板が立てられました。そして、岬付近では自殺者供養の献花が頻繁に目撃され、供養のための地蔵尊も祀られています。

 自ら命を絶ってしまった人の霊はいつまでも残るといわれていて、そのために足摺岬には多くの霊がさまよっているとうわさされています。夜中に訪れると顔を血だらけにした男性や白い服の女性の霊が数多く目撃され、近くのホテルでも幽霊の目撃情報が後を絶ちません。
 
 断崖からの絶景は、多くの観光客が息をのむ景勝になっていますが、そこではさまよえる霊たちが、あなたを見ているかもしれないということを忘れないでください。特に、夜間、足摺岬の断崖に立つようなことがあったら、足を引きずり込まれないように注意してください。

■銚子ダム(愛媛県)

 砥部町から旧広田村に向かう山道の途中、人の侵入を阻むような細い道をたどっていくと「銚子ダム」があります。四国でも有名なダムなのですが、心霊スポットとしても知られています。

 銚子ダムは、あまたの怨霊が渦巻くダムともいわれています。その理由は、戦国時代にまでさかのぼります。この地域は山頂に城が多く存在していたらしく、この銚子ダム付近にも伊予十城のひとつである「千里城」という城がありました。「千里城」は長曽我部によって滅ぼされているため、多くの命が失われた歴史的背景を持ちます。

 その証拠なのか、ダム付近には特殊な種類のお墓が多く、特別な何かを鎮めているようです。そして、過去から多くの命が失われたこの一帯は、銚子ダムを含めた集落全体が心霊スポットになっているともいわれています。そして、水が集まるダム近辺では、その目撃例は飛躍的に高くなるそうです。

 ダム好きの人であっても、深夜に行くのは避けたほうがいいでしょう。恐ろしい何かを目撃してしまう可能性がありますから……。

 四国はもともと霊場が多く、心霊スポットも無数にあります。ただ、その中には自殺の名所となっているような、命に関わってくるものもあります。人の命を無数に奪ってきた場所は、それだけ怨念が強いということを忘れずに。
(タナカアツシ)



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