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心霊業界もネタ不足?

 そろそろ暑い夏も終わりです。夏といえばいろいろな風物詩がありましたが、中でも「怪談」や「心霊スポット」などは長らく日本の夏に欠かせないトピックでしょう。かつてはテレビ番組や雑誌でもその手の話題は夏の風物詩として頻繁に特集されていました。

 しかしこの夏を振り返ってみても、再放送はあれど、あらためて心霊特集を放送するテレビ番組は、ほとんど見かけませんでした。。かつての定番であった心霊写真を検証したり、霊媒師と一緒に心霊スポットにいってお祓いをしたり、はたまた視聴者からの霊体験を再現ドラマにしたり……という、アレです。

 なかでも、日本テレビ系でお昼のワイドショーに放映されていた『あなたの知らない世界』は夏休み中のチビッ子を震え上がらせました。また現在でも放映中の『奇跡体験! アンビリバボー』(フジテレビ系)でも、かつては定番のように心霊特集をやっていましたが、いつの間にか少なくなっています。。その理由についてはインターネット上で「心霊特集に関わったスタッフに、次々と不幸な事故が起った」といったことがウワサになっていますが、真相は不明。

 なぜ心霊特集は消えたのか? 実は筆者もかつては毎年のように夏になると心霊スポットの取材を行っていたものですが、ここ数年そういった依頼もなく、雑誌でもあまり見かけなくなりました。その理由についてはある出版関係者がこう証言してくれました。

「もともと心霊スポットを雑誌で掲載する際、建物などは持ち主から抗議が来ないように細心の注意が必要でした。でも今の時代、すぐにインターネットで特定されます。あと今の時代、心霊写真なんてインターネットでいくらでもねつ造できますから、やっても説得力がないですよね」

 なるほど。そう考えると、心霊特集がメディアで扱わなくなった一番の理由は、インターネットによるところが大きいといえるかもしれません。

 ではかつての心霊ブームは過ぎ去ったのでしょうか? そう聞かれると、答えはおそらく「NO」だと思います。その受け皿となっているのは、やはりインターネット。中でも最近はYouTubeやニコニコ動画など、誰でも簡単に動画を撮影し、ネットを通じて全世界に公開することができます。そこで心霊好きの普通の人々がカメラ片手にスポットへ潜入。そういった動画は現在、ちょっと検索するだけで無数に出てくるのです。なかには本当に霊らしきものが写っているとされることも……。

 また近年は「廃墟ブーム」もありました。もともと心霊スポットとされているところは廃墟となった病院や建物などが多く、相乗効果として注目されることも増えているようです。ちなみに現在廃墟巡りをしている人の中には、もともとは心霊スポット巡りをしているうちに廃墟にハマったという人もけっこういるとか。
 
 インターネットという、テレビや雑誌に比べると(一応まだまだ)アンダーグラウンドな世界に潜ってしまった感のある心霊特集。テレビや雑誌と比べると“なんでもアリ”な分、ファンも節度をもった対応も重要になっていくような気がします。トラブルに巻き込まれても、誰も助けてはいくれませんよ。
(高山惠)



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